「職場で意見が上手く言えない!」と悩むことはないですか。上手に意見が言える人がいますが、どこが違いどうすれば自信をつけ意見が言えるようになるのでしょう。
意見が上手く言えないのは、「4つの原因」があります。正しい意見を言える自信や表現方法がわからず、言葉がでないことがあります。
また、人にどのように評価されているのか気になり、言えなくなります。焦りと緊張で、頭の中が真っ白になり混乱することもあります。
しかし、その原因を気にして無理に直そうとする必要はありません。自分を責める必要もありません。少し考え方と方法を変えていけば、自然に変わっていけるからです。
上手に表現しようとせず、一言でも意見は伝わります。自分の意見を「文章」ではなく「単語」で表しましょう。短くても強いインパクトで表現でき、考え方は伝わります。
自分のできることから始めれば、職場で意見が言える人になります。そして、「慣れ」や「場数」の経験が重なれば、一言の使い方で自然と話し方に自信がついていくのです。
一言で意見が伝わる理由
1.相手は知りたい順番がある
話しを聞く側には、聞きたい順番があります。相手がどのような意見をもっているのか、何を言いたいのかを早く知りたいからです。
相手が聞きたい順番とは、
2.その理由
3.具体的な内容
この順番で聞きたいと思っています。
しかし、ほとんどの場合は「結論」だけです。人の意見をしっかり聞きたいとか、聞いてあげたいと思う人は「その理由~具体的な内容」まで聞こうとします。
言い換えれば、最初に「結論」だけ言えば伝わるのです。だから、「YesかNo」、「〇か×」をはっきり伝えることが重要です。
本当に相手にとって必要ならば、「その理由~具体的な内容」を聞いてきます。その時に説明すればいいのです。
自信がないときには無理に伝えようとせず、一言で伝わります。
2.長い話は聞きたくない
誰でも長い話は聞きたくありません。むしろ自分が長く話したいと思っています。
自分の意見が上手く伝えられない人は、要点を押さえて話をするのが苦手です。だから、どうしても話が長く結論を言い辛くなります。
誤解されず、正確に説明したいと思っているからです。
心配し過ぎて長い話しになるより、一言で伝えた方が相手に伝わります。
3.本音を聞きたいと思っている
一言では伝わらないと、考えているのではないでしょうか。相手が聞きたいのは「本音」です。本音を知られると、評価に関わると考えているかも知れません。
相手は本音を隠されるより、本音を聞かせて欲しいと思っています。本音を言える人は信頼できると考えているからです。
それが気に入らないと考えている人もいるかも知れませんが、気にすることではありません。誰にでも好かれようとし、自分に嘘をつけば苦しくなります。
一言の伝え方
1.「文章」ではなく「単語」で表す
多くを話そうとすると、混乱して相手に伝わりません。「文」として伝えず「単語」で伝えましょう。
文書でも長いからと言って丁寧であったとしても、わかりやすいとは限りません。書籍やドラマのタイトルも、短くして強いインパクトで表現しています。
例えば、「不公平だからです」と伝えれば、「不公平」という単語の意味で結論が充分伝わります。
次の言葉は、「みんなに権利があります」と伝えれば、理由が伝わります。
短くわかりやすく説明すれば、伝えたいことが伝わります。「味気ない」かも知れませんが、正しく正確に伝わるのではないでしょうか。
2.大きな声ではっきりと伝える
自信がない人は、声が小さくなります。小さな声では相手が聞き取りにくく、逆に誤解を招きます。
大きな声ではっきりと伝えると、聞き取りやすいだけではありません。言葉に力があり、自分の意思表示になります。
3.上手に伝えようとしない
「単語」や「短文」で言えるようになることが重要です。言える勇気の積み重ねが、「慣れ」や「場数」になるからです。経験値が表現力を育てていきます。
最初から上手に伝えようとしてはいけません。言えるようになれさえすれば、必ず上手に伝えることはできます。
人は繰り返しで学習し成長します。徐々に、自分の考えや意見を伝える能力が身についてきます。
4.相手の「目」を見ながら言えば勇気がでる
次は、相手の「目」を見ながら話しするように習慣づけましょう。最初は抵抗があります。相手の「目」を見るのは「怖くなる」と感じますが、全く逆の効果があります。
2.はっきりとした言葉で発言できる。
3.急がずゆっくりと話すことができる。
なぜ、このような効果があるのでしょう。相手の「目」を見ないのは、心や気持ちが逃げているのです。人は嘘をつくときには、相手の「目」を見ないのとおなじです。
「目」を見ることで心や気持ちが逃げず、自分自身を勇気づけているのです。
意見が上手く言えない「4つの原因」
1.正しい意見が言える自信がない
「職場で意見が言えない」一番の理由は、正しい意見を言える自信がないことです。何が正しい意見なのかわからず、どのように考え発言すれば良いのかわからないのです。
「意見を言うためには、仕事を理解していないといけない」と誰でも思います。
「会社にとって、みんなにとって正しくなければいけない」という意識があるからです。とても大事な考え方です。
一方、自分にとって「有利・不利」で発言する人もいます。「自分が楽になるように、仕事が増えないように」と考える人です。
しかし、意見が言えなくても、「会社やみんなのために」と考える人の方が正しい考え方ではないでしょうか。
今、言えなくても正しい考え方であれば、経験を積めば「慣れ」や「場数」を増やすことで、必ず意見が言えるようになります。
2.表現方法がわからず言葉がでない
どのように表現し、どのように言えばいいのかわからないことも理由です。友達とは会話ができても、会社では緊張します。人前での話が苦手なのです。
上手に話しをする人は、最初からできる人なのでしょうか。そんなことはありません。誰でも最初は上手くいきません。
「慣れ」や「場数」で上手くなります。何でもそうですが、経験値は上達には必要なのです。
「表現がわからず言葉がでない」と悩む必要はありません。「慣れ」や「場数」の経験値が上達に導きます。
人は訓練されれば上達します。決して悩む必要はありません。むしろ「経験を重ねればできる」という気持ちが必要です。
3.人の評価が気になる
人からどのように見られているのか、気にならない人はいません。勿論、人から高い評価を望みますが、自信がない人は「評価は低い」と勝手に思い込みます。
人の評価が気になるのは、「あたりまえのこと」と考えましょう。
自信がない人は、思い込みが激しく、いつも人の目を気にしています。自分の発言が間違っていることや、ピントハズレだと思われることを恐れています。
だから余計に意見が言えません。
4.反論されると対応できない
発言した意見に反対意見を言われると、どのように対応すればいいのかと不安になります。反反対意見に対応する自信がないのです。答えられず困っている姿は見せたくありません。
また、「何も考えていない」とか「考え方が甘い」等と言われると、二度と発言する気にはなれません。
反対意見をわかりやすく、丁寧に説明してくれるなら言える勇気はでます。しかし、相手に信頼関係がもてない場合は、発言しない方が賢明だと思ってしまいます。
まとめ
人には個人差があります。「職場で意見が上手く言えない」、これも個人差です。決して自分を責める必要はありません。
「上手く話したい」と思い込みすぎると、更に上手く話せません。大事なことは、個人差を受け入れ自分に合った方法を選択することです。
人の能力は無限です。そして、訓練や経験で変わっていき、同時に自信がつきます。個人差を受け入れ、焦らず徐々に続けていけば、必ず変わっていけるのです。
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