上司と信頼関係を築く距離感は?【遠からず・近からずの効果】

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上司との距離感、難しいと思うことはないでしょうか。上司との適切な距離感は「遠からず・近からず」が一番効果的です。では、どのような効果があるのでしょう。

誰でも上司とは「近く」を望んでいます。しかし、距離感が「近い」のではなく、信頼関係や価値観が「近い」ことが望ましいのです。

「遠からず・近からず」は互いの信頼関係や緊張感になり、適切な関係と仕事に成果が生まれます。

上司との距離感は何故重要なのか、そして、「遠からず・近からず」は具体的にどのような効果があるのかをまとめました。上司との距離感を大切にし、本当の信頼関係を築いていきましょう。

 

上司との距離感、なぜ重要なのか?

上司との良好な関係は、互いに波風を立てず慣れ合いの関係ではありません。組織の一員としてあるべき姿が必要です。勿論、誰もが望む関係ですが、近すぎたり遠すぎたりの関係になってしまう場合もあります。

良好な関係には、適切な距離感が必要です。この距離感には、互いの意識と継続する努力がなければ保てません。慣れ合いや妥協ではなく、信頼関係と緊張感が求められます。

上司との適切な距離感には3つの効果があります。

 

1.互いに信頼できる関係を維持する。
2.互いの能力が発揮でき成長する。
3.仕事の成果がでる。

 

「遠からず・近からず」は、どんな関係?

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慣れ合いはレベルの低い仕事になる

慣れ合いは互いの怠慢を許し、不正を黙認する関係になります。互いにできないことを認め合い、中途半端に妥協することは当然だと許し合う関係になります。

仕事のレベルが上がらず、成果も求められません。慣れ合いは互いにマイナスにしかなりません。

慣れ合いは、上司が妥協しても部下は従うと考えます。部下は上司が仕事をしないと感じます。いつの間にか、「これでいい、これが正しい」と部下は思い込みます。「遠からず・近からず」は、慣れ合いにはなりません。

 

信頼関係は互いを裏切らない仕事をする

上司との信頼関係は、互いを裏切らない行動を起こします。相手の立場を理解し、信頼を傷つける行動はしません。

コミュニケーションも活発になり、互いの考え方を理解しているので進む方向は同じ価値観です。信頼して仕事を任せ合えます。

信頼関係があれば上司は、部下に無能だと思われたくありません。上司として評価される仕事をします。部下も信頼を失わないように努力します。「遠からず・近からず」は、互いの信頼関係を築きます。

 

緊張感が能力を伸ばす

緊張感は慣れ合いを無くし、けじめのある仕事と行動をします。無責任な発言や行動は控えます。互いに責任のある仕事をするため、互いの能力を伸ばせます。

緊張感がなければ、上司は責任ある判断ができません。部下はけじめのある行動ができず、互いに責任感のない仕事に慣れてしまいます。「遠からず・近からず」は、互いに緊張感を持たせます。

 

・「遠からず・近からず」は、慣れ合いを避け信頼関係や緊張感が生まれる。
・同じ価値観を共有でき、適切な関係と仕事に成果が生まれる。

 

間違った距離感のデメリット

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近すぎると

ほとんどの人は近い距離感を求めますが、派閥に巻き込まれる場合があります。派閥には「見せかけの安心感」というメリットはあります。

しかし、組織は多くの人の協力と理解で成り立っています。同僚、部下から色メガネで見られると信頼を失います。

保身のために判断を間違う事もあります。何かあれば上司が守ってくれる・・・と過信してしまうかもしれません。

確かに守ってくれるメリットはあるかも知れませんが、いつまでも続きません。努力を忘れてしまい人に頼ると成長が止まり、必ずあとで後悔します。

近すぎるデメリットは、

 

1.派閥に巻き込まれる。
2.同僚、部下から色メガネで見られ信頼を失う。
3.間違った安心感で成長しなくなる。

 

遠すぎると

上司との距離感を遠く求める人もいます。距離感自体が「邪魔くさい」と考えるからです。上司と遠すぎるのも良くありません。「困ったときに助けてくれないのでは」と思い不安になります。上司との距離を考えすぎると、精神的に不安定になる場合もあります。

ときには、自分に能力がない等と思い込み自己嫌悪に陥ったり、自分自身を追い詰めます。可愛がられていないと上司を批判したりします。上司との距離は広がり、上司や会社に対する反発が強まり、更に関係は悪化し上手くいかなくなります。

遠すぎるデメリットは、

 

1.不安になり精神的に不安定になる。
2.自己嫌悪に陥り、自分を責める。
3.上司の批判や反発になり、関係は更に悪化する。

 

 

まとめ

上司との距離感は誰もが悩む問題であり、仕事も人間的にも成長したいと思っています。近すぎるのも遠すぎるのも、デメリットがあり適切とは言えません。上司との適切な距離感は「遠からず・近からず」が一番効果的です。

誰でも上司とは「近く」を望んでいます。しかし、距離感が「近い」のではなく、信頼関係や価値観が「近い」ことが望ましいのです。

「遠からず・近からず」は互いの信頼関係や緊張感が生まれ、同じ価値観を共有でき、適切な関係と仕事に成果が生まれる距離感なのです。

 

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