会社や仕事が嫌になった時、「割り切り」が前提や常識を変える

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会社や仕事が嫌になったときは、「辞めたい」と思います。会社や仕事が嫌になる原因は、みんなおなじです。特別な場合を除いて共通しています。

しかし、辞めたくなる気持ちは急に起こるのではありません。積み重なり、我慢できず爆発するのです。それもみんな同じです。

職場には、「仕事として割り切ればいい」「馬鹿になればいい」と言う人がいます。その人たちは、仕事をせずにいい加減な人でしょうか。そうではありません。

この「割り切り」は、個人的な感情を捨てて考えたり行動したりすることです。自分を正しい方向に導くための方法です。言い換えれば、唯一の方法なのかも知れません。

「割り切り」は、自分自身の前提や常識の価値観を変え、精神的に楽になり強くなります。自分の感情と距離を置くことで冷静に考えることができるからです。

 

前提や常識は、「善」にも「悪」にもなる

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前提や常識とは

前提とは、ある事が成り立つための前置きとなる条件
常識とは、社会的に当たり前とみなされる価値観、知識、判断力です。

前提や常識は、社会人としての活動には欠かすことはできません。誰もが前提や常識と戦いながら、社会の中で生きているのです。逆に、前提や常識に縛られ過ぎると、苦しくなります。

「善」にも「悪」にもなる

しかし、その価値観には個人差があります。特に真面目な人は、前提や常識に縛られ過ぎ、思うように行動できない場合があります。

真面目な人は、すべてを前提や常識に当てはめようとします。ある意味「完璧」を求めているのです。要領の良い人は、前提や常識を自分なりに解釈します。だからと言って、人に迷惑をかけていません。

真面目な人にとって、要領の良い人は羨ましいことがあります。「なぜ割り切れるのだろう」と考えるからです。人によって前提や常識は、善にも悪にもなります。

このジレンマがストレスになったり、自分を責めたりします。最後には、上手く振舞えない自分を受け入れられず、会社や仕事が嫌になります。

「攻め」と「守り」で使い分ける

前提や常識を、どこまで受け入れるのかというレベルには個人差があります。しかし、「完璧」を求めてばかりでは、自分らしさを出せません。

どのようにすればいいのでしょう。前提や常識は、ある意味では「守り」です。何かあったときに自分を守ってくれるからです。「守り」だけでいいのでしょうか。

「攻め」が必要です。「守る」ときは「守る」、「攻める」ときは「攻める」、この切り替えが求められているのです。

この使い分けこそが、「割り切り」なのです。

仕事としての「割り切り」とは

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「割り切り」の意味

割り切りとは、個人的な感情を捨て、考えたり行動したりすることです。

仕事や私生活の人間関係では、「割り切って付き合う」と表現することがあります。相手への過剰な期待を捨て、ある程度の距離を置いて付き合うという意味です。

仕事としての割り切りは、「あきらめ」や「いい加減」という解釈をされがちですが、決して悪い意味ではありません。個人的な感情を無くし、正しく判断して行動するからです。

「割り切り」で、なぜ変わるのか

割り切りで自分自身が変わり、良くなっていくのでしょうか。前述したように、「あきらめ」や「投げ出す」という意味ではありません。

自分が良くなっていくための手段です。

割り切りの重要なポイントは、

1.個人的な感情を捨てる
2.過剰な期待をしない
3.ある程度の距離を保つ

個人的な感情に左右されず、自分の感情と距離を置くことで冷静に考えることができます。

 

前提や常識を気にして割り切れない人は、個人的な感情に左右され、自分の感情と距離を置けないのではないでしょうか。
理由は、自信がなく失敗を恐れているからです。

例えば、「自信がない」と考えるのは、個人的な感情です。その感情と距離を置くことで、不安からも距離を置けます。「頑張ってみよう」と勇気をもてば、前に進みます。

今までの前提や常識は、少しずつ変わっていきます。そして「守る」ときは「守る」、「攻める」ときは「攻める」メリハリがもてます。

「割り切り」の効果

割り切りは今まで自分から脱却し、気持ちが変わります。

1.雑念から解放される
2.見えない将来に希望がもてる
3.ストレスが減る
4.他人の視線を気にしない
5.失敗を恐れない

精神的に強くなり、勇気がもてます。不安や恐怖が少しずつ薄れていきます。

そして、自分の行動はどのように変わるのでしょう。

1.イヤな上司に気を使わない
2.余分な気遣いをしない
3.仕事に集中でき成長する
4.自分らしく生きられる

少しずつ自分の感情と距離をもてるようになり、前向きに考え行動できるようになります

会社や仕事が嫌になる原因

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1.人間関係が難しい

会社が一番嫌になる理由は、この人間関係の難しさではないでしょうか。上司や先輩等の年齢差があり、立場の強い弱いもあります。

学生時代と違い、社会人の方が人間関係は難しくなります。そして、カルチャーショックのように人間関係の難しさを一層感じる人が多くなります。

2.自信がない

経験や年齢の違う社会の中では、自信がない人は追い詰められがちです。キャリアの差からできなくてあたり前のことでも、できない自分を責めます。

自信がなければまわりの人や仕事が怖く感じ、本来の能力が発揮できません。緊張感やプレッシャーが増し、失敗も多くなり会社に行きたくなくなります。

3.仕事が合わない

自分の希望とは違った仕事を与えられると、最初は頑張ろうと思います。しかし、できない仕事をやれと言われても、上手くできるはずがありません。

注意され、怒られ続けると嫌になってあたり前です。そうなると、上司やまわりとの人間関係も上手くいかず、取り残され追い詰められていきます。

4.労働条件が悪い

労働条件とは、

労働者と使用者との間に結ばれる、労働時間・賃金などに関する雇用の条件です。

1.労働時間が長い
2.賃金が上がらない
3.有給が取りづらい
4.休みの予定が変更される

このような状況では、労働条件は悪いと言えます。たとえ法律上の問題がなかったとしても、安心して働ける会社とは言えません。仕事とプライベートの両立ができない状況です。

最後は自分で解決すべき問題

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会社や仕事が嫌になる理由には、自分で解決すべき要因があります。確かに環境や労働条件は、法律上の問題がなくても大きな要因です。

しかし、前提や常識にこだわり続け、仕事としての割り切りをもたなければ解決しない場合があります。そして、変われない自分自身を責めているのかも知れません。

 

1.解決策は人に頼めることではなく
2.悩み続けても前に進まない
3.変われない自分が嫌になり追い詰める

と、考えているからです。

「最後は自分自身の問題」であることは、誰もがわかっているのです。わからないのは、どのように解決していくのかという「方法論」です。

だからこそ、仕事としての「割り切り」は重要です。自分自身の前提や常識を変えていければ、価値観が変わり、考え方や行動も変わっていくのです。自分自身を変える唯一の方法なのかも知れません。

 

まとめ

会社や仕事が嫌になる理由は様々ですが、自分で解決しなければいけない問題です。

人はみんな努力を続けますが、解決できない場合があります。会社や仕事が嫌になる理由の根底にあるのは、変われない自分自身を責めているのかも知れません。

自分を変えるために、仕事としての「割り切り」と上手に付き合いましょう。決して「あきらめ」や「いい加減」という意味ではありません。

個人的な感情を無くし、正しく判断して行動するという意味です。

 

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