仕事は、やればやるだけ難しいものです。能力や経験を積めば積むだけ、迷いが生じ悩むからです。最後の目的である「成果」に結びつけるための判断に、終わりが見えず意思決定にも悩みます。
そして、仕事の難しさに気づけば不安になります。失敗を恐れ、能力の限界を感じるからです。では、どうすれば解決できるのでしょう。
確かに、能力や経験は影響します。能力や経験をもちながら、それが発揮されていない場合も非常に多い事例です。
スポーツの世界でもおなじことがあります。練習を積み一定のレベルに達しているのに、試合になると実力をだせないことがあります。
プレッシャーとなり、「負けることを恐れ、勝つことばかり考える」と雑念に支配されてしまいます。その結果、「思い切って!」ではなく「恐る恐る」になっているのです。
仕事も同じです。しかし、「最後は勇気を出した者が勝つ!」のです。自分を信じ、雑念に振り回されず、思い切って行動することです。失敗を恐れてはいけないのです。
やればやるだけ悩むのは・・・
何が正しいのかわからなくなる
仕事は、やればやるだけ難しくなり悩みます。「これで良いのか」「もっと別な方法はないのか」等、考えればきりがありません。そのうち、正しいと思える自信がなくなります。
仕事においても、「絶対」と言えるものはありません。評価の基準は、「成果」がでるかなのです。この「成果」をだすために深く考える人もいれば、「成果」だけが目的の人もいます。
どちらの場合も、最後の目的は「成果」です。ほとんどの人が、やればやるだけ悩みます。そして、何が正しいのかわからなくなります。
「成果」を得るために「絶対」という方法がないために、何が正しいのかわからなくなります。方法は無限にあります。だから、仕事はやればやるだけ難しいのです。
終わりが見えない
最後の目的である「成果」に、たどり着かなければ終われません。目標を達成するまで終わりが見えないと感じることがあります。
「成果」の現れ方も様々です。すぐにでる場合もあれば、時間がかかる場合もあります。しかし、経営者や上司は「すぐに」を期待します。すると、ただでさえ不安なに余計にプレッシャーになります。
そもそも、すぐに「成果」がでるのであれば誰も苦労しません。また、すぐにでる「成果」は、得てして長続きしないものです。時間をかけて積み上げていく方が、骨太で長続きするものです。
意思決定に自信がもてず迷う
一番悩むことは、意思決定するときです。根拠があれば自信ももてます。しかし、根拠に確信をもつことも難しく自信がもてないのが現実です。「絶対」ということがないからです。
ほとんどの場合、自信がもてず意思決定しなければいけません。成功する確率が高ければ、それでいいと思います。迷ってばかりいても決められないからです。根拠があるとすれば、確率が高いことぐらいです。
なぜ、やればやるだけ難しくなるのでしょう。
次は、その理由を考えてみましょう。
仕事の難しさに気づき不安になる
失敗を恐れる
やればやるだけ難しくなるのは、仕事の難しさに気づくからです。勢いでやっているときは、怖いもの知らずになり気づきません。気づかない方がやりやすいかも知れません。
しかし、本当に理解しているとは言えません。理解すればするだけ、責任を感じ失敗を恐れます。それを乗り越えなければ、成長しないことも事実です。怖さを知った上で、失敗を恐れない強い気持ちが成長です。
失敗を恐れないことは簡単ではありません。責任が伴うからです。だからこそ、やればやるだけ理解が深まり、責任をもってできるようになりたいものです。
自分の能力に限界を感じる
仕事に慣れてくると、いろんなことに気づき見えてきます。すると、やり方も複雑になり高度にもなります。自分の能力に限界を感じ、行き詰ることもよくあります。
限界を感じると自己嫌悪に陥り、より一層自信を失い不安になります。このときは、要注意です。精神的に追い詰められていきます。上司や仲間が早く気づき、アドバイスが必要です。
仕事の難しさに気づいたときは、このように限界を感じます。しかし、ここも乗り越えたい所です。自分自身の気持ちの強さと、まわりの理解と協力が求められます。
そのためには、焦る気持ちを抑えまわりと相談する勇気をもちましょう。決して一人で抱え込んではいけません。
仕事が奥深く、頑張り続ける自信がない
仕事の難しさは、奥深さでもあります。「浅く広く」では段々通用しなくなることに気づきます。「深く広く」が必要だと気づきます。勿論、それが正しいとは言えません。しかし、いろんな手法をもたなければ解決しないことも事実です。
そこまで奥深く、頑張り続ける自信がもてないと感じることがあります。ある意味、「完璧」は無理だと思うからです。
完璧な人など、いるのでしょうか。完璧には、その先がなく楽しみがありません。完璧ではないから、未来があるのです。
欠けているところを、自分ですべて補うのは無理があります。上司や仲間の力を借りる勇気をもちましょう。
そして、いまはできないことでも、将来的にはできるようになります。奥深く頑張り続ける自信がなくても、強い気持ちがあれば、気づけばできるようになっています。
諦めたときの挫折が怖い
諦めることも、大事な選択の一つです。諦め、後悔がなければ問題ありません。例えば、片思いの相手を諦めれば、新しい出会いがあります。
しかし、諦める自分を責めることは良くありません。「挫折」と思い自分の不甲斐なさを責めるときです。前述したように「新しい出会い」は、諦めなければ訪れないのと同じです。
諦めは罪や挫折ではなく、新たなスタートと考えるべきです。このスタートから、「できなかったことができる」ようにもなるのです。
では、どうすれば克服できるのでしょう。
能力や経験も影響しますが、最後は「勇気を出した者が勝つ」のです。
勇気を出した者が勝つ理由
「思い切って!」が重要だと気づく
確かに、能力や経験は影響します。能力や経験をもちながら、それが発揮されていない場合も非常に多い事例です。なぜ、発揮されないのでしょう。
原因は、思い切って行動できていないからです。能力や経験をもっているのに、思い切りが悪く実力をだせていないのです。
スポーツの世界でもおなじことがあります。練習を積み一定のレベルに達しているのに、試合になると実力をだせないことがあります。自信がなく、不安と恐怖で本来の力がでていないのです。
「プレッシャーに弱い」と言われます。プレッシャーの原因は何なのでしょう。それは「雑念」です。スポーツの世界であれば、「負けることを恐れ、勝つことばかり考える」とプレッシャーになります。
人と競うのではなく、自分の目標と競うことを忘れてはいけません。
雑念に振り回されない
雑念は気づかないうちに、自分を支配しています。気づかないから怖いのです。その結果、「思い切って!」ではなく「恐る恐る」になっているのです。これでは本来の実力がだせず、正しい判断ができているとは言えません。
雑念は自分の後ろにいます。だから見えず気づきません。考えることは必要ですが、雑念に振り回されることは不要です。だからこそ、「思い切って!」という勇気が重要なのです。
真の勇気は失敗を恐れない
では、勇気とはどのようなことなのでしょう。
真の勇気とは、自分を信じ、雑念に振り回されず、思い切って行動することです。失敗を恐れてはいけないのです。
結果として失敗しても、何が問題なのか考えようとします。成功すれば、大きな経験と自信になります。充分に実力をだせないことが、一番悔いが残り次へつながらないのではないでしょうか。
まとめ
仕事はやればやるだけ難しいものです。仕事だけではありません。人生そのものにおなじことが言えます。
たった一度の人生に、悔いは残したくありません。
仕事もおなじです。やればやるだけ難しいものです。しかし、「最後は勇気を出した者が勝つ!」と考える前向きさは、失いたくないものです。
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