事実や常識を共有できる人が、仕事のパートナーになれる理由

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「仕事のパートナーと思えるのは難しい」と、感じることはありませんか。

「友達としてはOK、でも仕事となると・・・」と、思うことは多いのではないでしょうか。

経営を共にできる人、職場で仕事を共にできる人等、立場が違ってもパートナーと呼べる人は多くはいません。

仕事のパートナーと友達はどのように違うのでしょう。価値観の違いがあります。価値観を共有できなければ、仕事のパートナーとしての信頼関係は築けません。

どのような価値観なのでしょう。難しい問題ではなく、事実や常識に関して同じ価値観をもてるかです。

この「事実や常識に対する価値観」が同じであれば、仕事に対する考え方・重要性・評価・判断等が同じになるからです。

価値観に正解はないかも知れません。しかし、誰もが認める事実や常識の価値観こそが、真の仕事のパートナーになる条件ではないでしょうか。

身の回りで起こる事実や常識の価値観を、一度振り返るのもいい機会です。今までの考え方に疑問を感じることや、気づかなかった新しい発見もあります。

人に求めるだけではなく自分自身を振り返り、仕事のパートナーになれる努力も必要なのではないでしょうか。

 

仕事のパートナーの条件

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1.秘密を守れる

仕事のパートナーには、信頼関係が必要です。それは、互いの関係だけではなく、互いに同じ価値観をもたなければいけません。

互いの秘密と会社の秘密を守れることが重要です。人にはそれぞれ「事情」があります。その事情が表面化すると、「根も葉もない噂」になりヤル気や立場を失い信頼関係は築けません。

また、従業員には会社の秘密は守る義務があります。この義務は、法律上就業規則で定められています。安易な発言は自分だけでなく、会社の信頼も失い兼ねません。

 

2.互いに協力し助け合える

仕事は一人ではできません。困ったときには助け合ってこそ、仲間でありパートナーです。協力を惜しまないことが大切です。

よくある話しですが、「自分を犠牲にしてまで人を助けられるか」という議論があります。逆に、自分のことができてから人を助けるべきなのでは・・・という考え方もあります。

どちらが正しいとは言えません。しかし、仕事のパートナーである自覚があれば、「人のために」と思い行動できるのではないでしょうか。

 

3.「情」に流されず、割り切れる

誰にでも情はあり、人が困ったときには情に流されやすくなります。個人的な範囲で、仕事に影響がない場合は構いません。しかし、仕事に影響が出る場合には判断は変わります。

情に流されず、仕事として割り切る判断力が仕事のパートナーには求められます。仕事としては正しく割り切り、個人的にはポートやフォローすればいいのです。

本当にその人のためにと思える判断と行動が、仕事のパートナーではないでしょうか。

 

4.正しいと思うことは「正しい」と言える

「長いものには巻かれろ」という言葉があります。

強い権力や勢力を持つ者には、敵対せず従っておく方がいい・・という意味です。

 

また、「朱に交われば赤くなる」という言葉があります。

人は付き合う相手によって善悪どちらにも感化される・・という意味です。

 

どちらの考え方も、組織の中では「ある意味」必要です。世渡り上手なやり方と言え、主張や反発ばかりでは上手くいきません。

しかし、「言うべきことは言い、やるべきことはやる」という姿勢が必要です。正しいと思うことは「正しい」と言う。しかし、決まったことには従う、という意味です。

仕事のパートナーは、正しいと思うことは「正しい」と言える姿勢と行動が求められているのです。

 

5.責任を取れないことはしない

仕事が順調に上手くいっているときは、勢いがつきすぎるときがあります。逆に、上手くいかないときは、無理をして成果をだそうとします。

無理な行動や、権限を越えた判断の責任は会社の信頼に関わる事態に発展します。

どんなときにも、冷静に判断し自分の権限を越えた行動は禁物です。仕事のパートナーであれば、互いに抑制しコントロールできなければいけません。友達感覚で、勢いや成り行きでは済まされないからです。

 

事実や常識が共有できる人とは

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価値観を共有できる人

このように考えていくと、仕事のパートナーと友達は違います。事実や常識を共有することは、社会の一員としての「覚悟」が必要だからです。

そして同時に覚悟は、社会の一員としての価値観なのです。

前述したように、「覚悟は物事の正しい筋道や、人として行うべき正しい行動を知り決意する」ことです。事実や常識が共有できる人でなければ、互いの価値観には違いがあり仕事のパートナーとしては成立しません。

 

具体的に何を共有するのか

具体的に、どのような事実や常識を、共有するのでしょう。少し理屈っぽい話しかも知れませんが、職場では基本になるポイントです。

 

1.事実や常識を認めるときの考え方

2.事実や常識の重要性を判断する基準

3.物事を評価・判断するときの基準

4.何にどのような価値があるかの判断

 

良く考えてみると、「友達に成りきれない理由」や「職場でパートナーと思えない理由」は、この共有すべきポイントが少し不足しているのではないでしょうか。

仕事のパートナーを見つけ、仕事を楽しくするためにはパートナーが必要です。しかし、人に求めるだけでは、パートナーを見つけることはできません。

自分自身を振り返り、互いに仕事のパートナーとして認め合える努力も必要なのではないでしょうか。

 

友達感覚が仕事のパートナーになれない理由

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夫婦と恋人の違いがある

友達と仕事のパートナーは、どのように違うのでしょう。また、なぜ友達感覚では仕事のパートナーになれないのでしょう。恋人と夫婦の違いを考えてみれば気づきます。

恋人は結婚せず別れることができる立場です。互いの信頼関係をもてれば、結婚し夫婦の関係に変わります。しかし、その信頼関係がもてなければ、結婚には至りません。

夫婦は一生を共にする責任があります。勿論、離婚するケースもありますが、少なくとも離婚を前提に結婚はしません。

重要なことは、恋人から夫婦になるときの「覚悟」です。

覚悟とは、

物事の正しい筋道や、人として行うべき正しい行動を知り決意すること・・です。

仕事のパートナーには、覚悟が必要です。友達や恋人感覚ではなく、夫婦のように生涯を共にできる互いの理解と信頼が必要です。そのためには、同じ価値観が求められているのです。

 

組織の中で共に行動する

友達はプライベートで共に行動します。プライベートは、互いの関係だけで成立する空間です。互いの約束やルールを守れば、友達の関係は成立します。

一方、仕事のパートナーは組織の一員として行動します。互いが認め合えばいい環境ではありません。組織が認めなければいけないのです。

個人のルールと社会のルールの違いがあります。個人では許されたとしても、社会では許されるとは限りません。自分の都合や勝手な行動は、組織の中では認められないのです。

 

社会的影響と責任がある

友達は個人的理由で関係を解消できます。ほんの一言やちょっとした行動が、友達の関係を崩壊させます。他人に説明する必要もありませんし、他人には関係も影響もありません。

仕事のパートナーは社会的影響と責任が生じます。個人的な感情や、好き嫌いを持ち込むことは許されません。個人的な理由は、理由として認められないからです。

友達感覚が仕事のパートナーになれない理由は、個人の考えや行動は認められないことです。「物事の正しい筋道や、人として行うべき正しい行動」が求められます。

 

 

まとめ

 

人生のパートナーと呼べる人が必要なように、職場では仕事のパートナーが欲しいものです。仕事のパートナーは友達ではありません。社会の一員としての責任が互いにあるからです。

仕事のパートナーになれる人は、事実や常識を共有できる人です。理由は、社会人としての価値観が同じでなければ、事実や常識を共有できないからです。

しかし、仕事のパートナーを求めるだけではいけません。自分自身を振り返り、互いにパートナーとして認め合える努力が必要なのです。

 

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