誰もが、会社に必要とされる人になりたいと思います。しかし「会社に必要ない」と言われると、夢も希望も無くなり、人生が変わってしまいます。
本当に「会社に必要ない人」はいるのでしょうか?
そうであれば、その人に何が足りないのでしょうか?
一方、「会社に必要とされる人」がいます。上司に可愛がられ「君は頑張っている、優秀だ!」と褒められる人です。
なぜ必要とされ、どこが違うのでしょう?
また会社はどのような人を必要としているのでしょうか?
まず、知って欲しいことがあります。それは、最初から完璧な人間なんていません。誰もが経験や失敗を重ね、成長していくのです。
次に、会社もそれを理解しています。人が成長し、会社に貢献できるまでには時間がかかることもわかっています。
最後に、そのために会社は、従業員に「3つの目標」を持って欲しいと思っています。決して無理難題ではありません。社会人としての基本でしかありません。
会社に必要ない人なんていません!会社が必要としているのは、会社が求めている「3つの目標」にチャレンジする気持ちと行動なのです。
会社に求められる3つの目標とは
1.自分の課題や目標をもつ
自分の強み・弱みを受け入れ、何が課題で何を目標にすればいいのか明確にする必要があります。難しい目標は必要ありません。少し頑張ればできる目標です。
目標や課題は、夢を実現させるための手段です。人と競争するためではなく、競争は逆効果になります。
少し努力すればできるレベルを、少しずつ上げていきましょう。「次はこれ、その次はこれ」と段階的に挑戦し続けることがレベルアップにつながります。
2.仕事や仲間に誠実であること
仕事に対して責任感をもち、諦めずにチャレンジしましょう。成果がでなくても気にする必要はありません。会社に対する報告・連絡・相談を忘れず、事実を隠さない行動が重要です。
コミュニケーションを通じ、仲間との意思疎通を取りましょう。互いに意見が言える関係が必要です。仲間を大切にし、誠実に接しましょう。
人のために頑張る気持ちがあれば、仲間は自分が困ったときに助けてくれます。
3.変化に対応し、自分を変えることを恐れない
時代の変化に伴い、自分を変える勇気が求められます。時代の変化は、社会的にも仕事においても求められる「物と事」が変わるからです。
自分の考え方・やり方が、絶対正しいと思っていると時代に取り残されます。そして会社や周りから否定されると、反発し孤立していきます。
時代の変化と自分を変えることには、密接な関係があります。そのためには勇気が必要です。「自分の考え方・やり方を変えてもできる」という強さがあれば、ピンチをのり越えることができます。
「会社に必要な人」とは
1.協調性があり、コミュニケーション力がある
会社組織は、一人では仕事ができません。自己主義や一匹狼的な考え方では、協調性に欠け円滑な運営ができません。
従業員には、それぞれ個性や意見が違います。その違いを伝え合う力が、コミュニケーション力です。これは会社にとって必要なことですが、互いに主張を続けても話はまとまりません。
まとめ役はリーダーですが、リーダーの意思決定に準じるのが協調性です。意見は言う、そして決まったことには準じていく姿勢が求められているのです。
2.誠実で人から信頼される
誠実とは、私利私欲をもたず真心をもって人や物事に対する姿勢です。
自分の欲のために平気で嘘をついたり、相手を傷つけたりする行為は認められません。自分の欲のために嘘をつく行為や、人を傷つける行動は組織を乱します。
会社は、誠実で人間関係を大切にする人を評価します。信頼される人は将来的にリーダーシップが取れ、間違った判断をせず、会社が信頼できるからです。
3.責任感があり最後まで諦めない
会社としては、成果をだせる人を望んでいます。しかし、成果は簡単に出るものではないこともわかっています。
会社が求めているのは、責任をもって業務に取り組む姿勢です。そして、最後まで諦めず努力する姿勢を望んでいるのです。
4.事実を隠さず、会社に報告・連絡・相談ができる
会社は常に、報告・連絡・相談を義務付けています。会社が知らないところで問題があっては困るからです。そのために、現状を把握しておく必要があります。
従業員が事実を隠し、嘘の報告をすることは許されません。しかし、従業員は失敗を隠したがります。隠し通せることもありますが、逆に会社にとって大きな問題になることもあります。
だから会社は常に、報告・連絡・相談を義務付けています。事実を隠す従業員は、信頼できず重要な仕事を任すことができません。会社は、その重要性をわかっている人を求めているのです。
会社はどのように考えているのか
今の評価がすべてではない
評価は上司によって変わります。上司が変われば、求められることも変わるかも知れません。しかし、上司が変わっても会社は変わっていません。
今の評価はすべてではありません。人は経験と時間が経てば成長し変わります。今、できないから評価されないのではありません。自分のために努力を惜しまない行動を評価されているのです。
会社は将来性に期待している
チャンスは平等に与えられるべきです。しかし、努力しない人にはチャンスは与えられません。仮にできなかったとしても、頑張り続ける人にはチャンスを与えられます。
会社は、今頑張る人は成長すると期待しています。そして、何かのときには手を差し伸べようとします。大切な人材は失いたくないと考えているからです。
人は成長し進化する
人は努力すれば成長を続けます。そのためには、今の自分を受け入れなければいけません。素直で謙虚になる必要があります。
また、「自分は絶対に正しい」と思い込んではいけません。思い込みは時代の変化を受け入れられず、批判や否定につながり謙虚とは言えません。
そして、どんなに成長した人でも、努力を止めると間違った方向に進みます。「楽をしたい」、「自分は優れている」と思ってしまうと成長は止まります。
まとめ
「会社に必要ない人」なんていません。誰もが、「会社に必要な人」になりたいと思っています。しかし、自分で勝手に思い込み、勝手な判断で行動すると、「会社に必要ない人」に成り兼ねません。
会社が何を求めているのかを、正しく理解しましょう。そのためには、「3つの目標」を持ちましょう。決して難しい目標ではなく、社会人としての基本です。そして何よりも会社が求めていることなのです。
会社は、成果ばかりを期待しているのではありません。今は成果が出せなくても、努力を続けるあなたの将来に期待しています。人は努力によって必ず成長すると、会社は信じているからです。
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