部下の役割と責任は誰が決める?リーダーの考える力が問われる

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部下には役割と責任が与えられますが、疑問に思うことがありませんか。「なぜこのような役割なのか」や「なぜここまで責任があるのか」等、疑問を感じるときがあります。

部下の役割や責任は、何を基準に誰が決めるのでしょう。決めるのはリーダーです。しかし、その役割や責任は適正なのでしょうか。

チームの運営責任は、リーダーにあります。権限があるから責任もあります。適正に決めなければ組織は円滑に機能しません。

役割は、簡単に振り分けるものではありません。部下の経験や能力を考慮する必要があります。

責任は、役割に必要な仕事の範囲であり、「ここまでは頑張って欲しい」という目標です。責任を取るという意味ではありません。

だからこそ、リーダーの「考える力」が重要であり、リーダーの決断が問われます。

リーダーはどのようにあるべきなのか・・・。「責任感」だけではリーダーは務まりません。リーダーの「責任」の重みを理解し、「考える力」が問われているのです。

リーダーの考える力とは

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時代の変化を読んで取り入れる

リーダーは、今をどのようにしていくのかを求められます。現状の対応ができなければ、リーダーは務まりません。

しかし、「目の前の今」ではいけません。時代の流れを理解した上での「今」の対応が求められます。変化に流されるのではなく、変化に乗ることが重要です。

時代の変化を読み、時代に合った考え方や手法を考えます。そして、積極的に取り入れることは重要です。いつまでも古い考え方では通用しません。

チームのメンバーに説明し、意見を聞くことも大切です。みんなの理解と協力があれば、チームのモチベーションも上がります。

今後、求められることを予測し実行する

また、今後どのようになるのかを予測する必要があります。仕事の成果は、わかり易い事例です。

例えば、「今売れている商品は、いつまで売れ続けるのだろう」と心配になります。
そして、「もし、売れなくなったときには、次は何を売るのか」を考えておく必要があります。

売れなくなってから考えるのは、リーダーとして求められることではありません。今のうちから、次の商品を考えておくことが求められます。

リーダーには、今後求められることを予測する「考える力」が必要です。

部下の個性と特徴を理解し活かす

リーダーには、部下を育てる能力が必要です。部下を育てなければ、チームは成長しません。そして、部下も不幸になります。

どのようにして部下を育てるのか、「考える力」が必要です。そのためには、部下の個性と特徴を理解し職場で活かすことが重要です。

時代の変化を読み、今後求められることを予測し、チームを引っ張っていくのがリーダーの仕事です。そのためには、部下が変化に対応できなければいけません。部下を育てるために「考える力」が必要なのです。

部下の役割と責任はリーダーが決めます。単純に、割り振ればいい問題ではありません。責任が伴うからです。リーダーには「考える力」がなければ、リーダーの役割は果たせないのです。

問われるリーダーの決断

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自分の責任で決断する

リーダーにはいくつもの役割があります。その役割を果たすためには、決断が必要です。勿論、上司と相談して決断することも大切です。

リーダーになったばかりの頃は、上司に相談しないと決断できないことがあります。慣れてくると、何でもかんでも相談する訳にはいきません。

いつまでも「決断できないリーダー」では、上司も自分自身も困ります。

慣れてくると、自分の責任で決断しなければいけません。しかし、間違ってはいけないのは、責任は部下にも影響します。間違った決断は、部下に負担をかけ自信を喪失させることがあるからです。

部下の役割と責任を決める

部下の役割と責任を決めるのも、リーダーの役割です。誰にどのような役割を与えるのかは、リーダーの決断次第です。部下の経験・スキル・可能性・育成計画等、将来を見越した決断が求められます。

また、責任範囲も決めなければいけません。

 

「責任を取らす」ではなく、「どこまでやるべきなのか」という意味の責任です。
役割に必要な仕事の範囲です。

時々、部下の責任にするリーダーがいます。大きな間違いです。最終的な責任はリーダーです。部下にはありません。部下の役割と責任範囲を決める権限には、リーダーの責任があるからです。

チームの方向性と成果を決定づける

部下ができない役割を与え、無理な責任範囲を決めても部下にはできません。リーダーは、部下の能力や経験を熟知しておく必要があります。

しかし、正当な育成計画として、少し頑張れば達成できるのであれば問題ありません。部下に目標を与え育成するのは、リーダーの役割だからです。

 

常日頃から部下にとのコミュニケーションが必要であり、部下に関心をもたなければリーダーは務まりません。

リーダーが部下の役割と責任を間違えると、チームは崩壊し兼ねません。チームの方向性と成果を決定づける重要な決断です。チームを作るのはリーダーなのです。

部下の可能性を育てる

チームの中では、リーダーが頼りにする人がいます。仕事が早く正確な人です。頼りにされる人には、リーダーから重要と考えられる仕事が集中します。結果、いつまでも同じ人が、同じ仕事をすることになります。

これでは部下から不満がでます。そして、部下は育ちません。このような上司の特徴は、部下とのコミュニケーションを望まず、部下を育てる気持ちがありません。

 

部下の能力と可能性を見つけだすのも、リーダーの重要な仕事であり責任です。
いろんな情報は部下がもっています。

リーダーには大きな権限があります。しかし、間違えた権限は部下や組織を育てることができません。リーダーの決断が問われているのです。

部下の役割と責任とは

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リーダーが決める「部下の役割と責任」は、どのような位置づけなのでしょう。また、どこまでが部下の責任範囲なのでしょう。絶対に曖昧にしてはいけない問題です。

リーダーの指示で動く

部下は上司の指示で動きます。すべてはリーダーの責任で行われるのです。

そして、部下はリーダーの指示に対して

 

部下(労働者)の義務は「労働に従事すること」です。
「労働力の提供」だけに限定されています。

リーダーの指示に従わないことは、職場ルールに違反していますが、指示に従った上での責任はありません。責任はリーダーがもつべきなのです。

与えられた役割を仕事とする

部下は、リーダーに与えられた役割を仕事とします。前述したように、能力に合わない(難しすぎる)役割は不適切です。

少し努力すればできる仕事であれば、目標として与えることはできます。当然、リーダーのフォローが必要です。

 

リーダーが役割を決めるのは、「何を基準に、何を根拠に」決めるのかが重要です。

自分の責任範囲で行動する

部下には責任範囲があります。限りなく責任があるのではありません。わかり易く言えば、「ここまでは責任をもってできる」という範囲です。

部下には権限がありません。リーダーの明確な指示が必要です。

 

リーダーは責任を決めるのではありません。
仕事の責任範囲しか決められないのです。

チームを動かすのは従業員

リーダーが決めた「部下の役割と責任」は、部下にとって「努力目標」です。決して「絶対や完璧」を求めるものではありません。互いに補完し合う必要があります。

部下にとって「役割と責任」は適正でなければいけません。リーダーと部下が、互いに納得する内容であることです。

そして、それぞれの部下が「役割と責任」をもつことにより、組織は動きます。チームを動かすのは、リーダーの決断と部下の協力です。

リーダーの考える力が問われるのです。

 

まとめ

 

リーダーには、部下の役割や責任を決める権限があります。しかし、間違えた決め方をすると、互いの信頼関係は崩壊しリーダーの役割は果たせません。

部下も不信感を抱き、仕事の成果も上がりません。

リーダーには考える力が求められます。時代の流れや変化を読み取ることも求められますが、部下に関心をもたなければいけません。

部下の個性と特徴を理解し、活かす考え方が求められます。そして、部下の役割や責任は、互いに納得する内容であることです。

リーダーの決断には、考える力が必要なのです。

 

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