取引先との接し方、難しいと感じませんか。取引先とは対等で、助け合い、信頼関係がなければ上手く行きません。一方的な取引や「いじめる」では、良好な関係とは言えません。
ビジネスは一人ではできず、ビジネスパートナーとの関係は、「互いが必要とする関係」でなければビジネスは続きません。この関係が「共存共栄」です。
どんなに優れた会社でも、すべて自社でできるものではありません。取引先でなければできないことがあります。
取引先との良好な対応が信頼関係を築き、困ったときには助け会いましょう。信頼関係があれば、取引先がもつ情報やネットワークで可能性が広がります。
取引先が協力したくなる関係を築くためには、接し方の「5つの条件」があります。
共存共栄の原理原則を理解できれば、取引先との信頼関係は強くなりビジネスに可能性が生まれます。互いに必要とする関係を目指し、ビジネスに役立てましょう。
信頼関係を築く5つの条件
1.有益な情報を発信できる
取引先は有益な情報を求めています。ビジネスに活かせるためです。このような情報を発信できる担当者には、取引先は集まります。値引きなどの取引条件だけでなく、互いに有益な情報を交換できることが大切です。
取引先は、「あの会社の担当者は、勉強になる」と思われると、取引先の関心は高まり情報交換ができます。取引条件の話しばかりでは、学ぶことがなく魅力がないからです。
2.担当者を大切にする
取引先の担当者は大切にしましょう。大切にされているかは本人が一番感じ、できることは協力しようと思います。
担当者の評価は経営者に伝わります。経営者は大切にされていることを喜び、取引先としての協力体制を得られます。
担当者を見下したり、「いじめ」るのは人間性を疑われます。たとえ自分が強い立場であっても、対等な立場で接することが重要です。力関係を表に出さない接し方は、信頼関係を築きます。
3.互いが儲ける
ウインウインという言葉があります。取引が互いの利益になる、という意味です。ウインウインでなければ、ビジネスは長続きしません。
自分さえ儲かればいいと考えると、取引先は、どんどん離れていきます。
取引先より優位と考えてしまうと、力関係が取引先との関係を変えていきます。自分だけが儲けようとし、取引先の利益まで奪おうとします。
お互いが儲ける考え方が、信頼関係のある取引になり継続していけるのです。
4.相手が困った時には助ける
取引先の商品をよく売るお店は、取引先に厳しい条件を求めます。売ってやっている・・・これだけの理由です。
自分ファーストでは、「いじめる」としか思えません。いつも「助ける」気持ちをもち続けることが必要です。
ビジネスはいつも上手くはいきません。問題が発生した場合に、自分の力で解決できないこともあります。しかし、取引先の力を借りれば、解決できることがあります。
日頃から取引先を「助ける」接し方をしていれば、困ったときには助けてくれるのです。
5.公私のけじめある接し方をする
お前の代わりは、いくらでもいる・・と言う人がいます。言ってはいけない言葉です。相手もあなたの代わりはある・・と思っています
。取引先を大切にせず、公私のけじめがない接し方は不信感を与える行為です。相手の意見も聞き、合意できる取引をしなければ信頼関係を築けません。
なぜ取引先が協力したくなるのか
互いに信頼できる関係でありたい
取引先は弱い立場です。そのため、何とか取引を続けたいと思っています。しかし、取引先も、信頼できる相手と取り組みたいと思っています。
信頼できる相手と取引をすることで、ビジネスを成立させたいと思うのは当たり前です。そして、信頼できる相手の役に立ちたいと思っているのです。
互いに助け合う必要がある
「持ちつ持たれつ」という言葉があります。
と、いう意味です。
弱い立場であれば、助け合わなければ生き残っていけません。信頼関係があってこそ、互いの助け合いがあります。
互いに成長したいと考えている
「切磋琢磨」という言葉があります。
と、いう意味です。
決して慣れ会いではありません。むしろ、互いに厳しく、そして協力し合う必要があります。お互いがそれぞれの立場で努力することが必要です。頼ってばかりではいけません。
「共存共栄」という言葉があります。
「取引先との接し方」は難しい問題です。しかし、その原点は信頼関係を築く「接し方」ができるかです。
共存共栄の効果
ビジネスチャンスが広がる
互いが違う立場に立っています。だから、パートナーになれるのです。違う立場だからこそ、相手にしかできないことがあり、相手の力を借りたいときがあります。
製造メーカーにできることと、販売店にできることは違います。またその立場でなければできないことがあります。違う立場で互いに違うことができる関係であれば、関係の強化は大きな力に変わります。
困った時は助けてくれる
困ったときには、相手の助けが必要です。「いじめる」だけでは、だれも助けてくれません。普段からの付き合い方が、評価されるのです。
取引先を大切にする姿勢であれば、相手は協力してくれます。日頃からの互いの助け合いが、信頼関係を築き互いに必要とする関係になっていきます。
会社の評価が上がり新しい取引先が集まる
会社の評判は、業界ではすぐに広まります。誰でも評判の悪い会社は信頼をもてず、取引は危険と判断されます。逆に、評判の言い会社と取引を望みます。
会社の評判が上がれば、新しい取引先が集まりビジネスチャンスは広がります。会社の評判は、取引先が協力したくなる接し方に関わり、信頼関係を築く5つの条件がなければ成り立ちません。
まとめ
自分一人の力ではビジネスは成立せず、取引先を大切にしなければいけません。取引先はもちろん、まわりの協力があってこそビジネスは成立するのです。
ビジネスパートナーとして、信頼関係が必要です。それには、共存共栄の原理原則を理解しなければいけません。
互いに必要な立場であり続けることが、ビジネスパートナーの条件なのです。
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