仕事に行き詰ったときは、誰でも苦しみストレスが溜まります。行き詰ったときは、追い詰められています。その前に「オンとオフ」で気分転換が必要です。
仕事から離れられず、仕事のことばかり考えると「脳」は悪循環を繰り返しています。一番苦しんでいるのは人の「脳」です。
悩み続けリラックスできないために「脳」は休めません。だから、新しい発想や解決策が見いだせないのです。
人が集中できる時間は、15分~90分と言われています。それ故、仕事のことばかり考え、悩み続けても解決策にたどり着けないのは理解できます。
仕事に追い詰められる前に、「オンとオフ」で脳を休ませる必要があります。
「集中とリラックス」の繰り返しが脳を休ませ、「オンとオフ」は効果的で効率的な仕事を心がけましょう。
脳が疲れると追い詰められる理由
精神的に追い詰められる
誰でも仕事が順調なときは、心も体も絶好調です。しかし、仕事に行き詰るとテンションは降下し何をやっても上手くいきません。
この状態が続くとストレスが溜まり精神的に追い詰められていき、体調不良や自律神経に影響がでます。
一般的には、「精神的に弱い」とか「ピンチにもろい」と評価されます。ときには「能力の限界」とまで自分で思い込むこともあります。
確かに、行き詰ったときの能力は評価の対象になりますが、本当に精神的な弱さや能力に原因があるのでしょうか。
発想や解決策が見つからない
行き詰まりは、新しい発想や解決策が見いだせていません。人の脳は普段の生活では、2割程度しか使われていないと言われています。
人は経験や訓練でいろんなことができるようになります。そう考えれば、少し行き詰った程度では限界と判断するのは全く間違いです。
自分で新しい発想や解決策が見つけられなくても、問題を解決する上司は少なくありません。なぜ上司は解決でき、どこが違うのでしょう。
理由の一つは、やはり経験です。もう一つの理由は、上司は客観的に問題を見ています。しかし、自分自身は主観的に見ています。
主観的に見すぎているために、新しい発想や解決策が見つからないのです。主観的に一つのことばかり見て考えていると、人間の「脳」は疲れを隠せず考えられなくなります。
一方、客観的に見る上司は、初めて考えるので脳は疲れておらず考えることができるのです。
脳と体のバランスが崩れ、ストレスが溜まる
このように仕事に行き詰ったときに、解決策が見つけられないのは「脳」との関係です。仕事から離れられず、いつも考え続けるために疲れているのです。
この状態では、すでに脳と体のバランスが崩れ、ストレスが溜まり正常な状態ではありません。
人間の能力は無限と言われています。普段の生活では、2割程度しか使われていないと考えれば理解できます。しかし、脳を休めなければ効果は望めません。
「働きすぎは良くない」と言われますか、厳密には「脳を休めず使いすぎ」が良くないのです。
気分転換が必要な根拠
仕事を考えるだけで脳は活動する
いくら体を休めていても睡眠中でも、脳は一定の活動をしていることが証明されています。このときですら、脳の消費エネルギーの60〜80%が使われているのです。そのため、脳を休ませる行動が必要です。
一方、脳を休ませることで、発想やひらめきの効果もわかっています。
仕事とは全く関係のないことを考え、ただぼんやりとしているだけで仕事から脳を休ませることができます。その結果、発想や解決策が生まれるのです。
自分でコントロールできれば、脳を休ませ新たな効果が期待でき仕事から離れられないと、脳が休めず見えるものが見えません。では、具体的にどのような方法があるのでしょう。
仕事から離れ脳を休ませる
「ただぼんやりと・・」と言っても、必ず仕事のことを考えてしまいます。一番身近な方法は、自分の「趣味」に没頭できることです。しかし、心配ごとが多い人はすぐに仕事のことを思いだし考えてしまいます。一人だからです。
一人では・・と思う人は、友達等の人と合う時間を意図的につくりましょう。
人との付き合いや人間関係が苦手な人は、「人と関わり合いたくない」とか「邪魔くさい」と思いがちです。しかし、それでは脳を休ませていない原因になっています。
集中とリラックスで気分転換できる
15分は人が深い集中力を発揮できる限界です。
90分は大人が普通に集中できる限界と言われています。
要するに、本当に集中できる時間はわずかしかありません。
それ故、仕事のことばかり考え、悩み続けても解決策にたどり着けないのは理解やできます。
「集中とリラックス」の繰り返しが脳を休ませ、効果的な結果につながります。
人の能力の限界や精神的な弱さではありません。自分でコントロールできれば脳は適正に働き、人は成長し続けるのです。
オンオフができない原因
1.仕事から離れる勇気がない
毎日仕事のことばかり考え、仕事から離れられない人は視野が狭くなります。一見、熱心に思われがちですが、行き詰りが訪れます。なぜ、仕事のことばかり考えるのでしょう。
仕事が好きな人もいますが、仕事好きの人は行き詰りません。楽しんでいるからです。仕事から離れられない理由は、
②毎日ができない人だと思われたくない
③人の視線や評価が気になる
2.働き続けることが美学だと思っている
仕事を楽しめず心配ごとが多いと、いつも気分転換ができていません。むしろ、同じ見方をしてしまいます。やり方や発想を変えることが苦手で不安を抱きます。
自分で見えるものを見えなくしているのです。
働き続けることが美学だと思っています。言い換えると、仕事をしていなければ安心できないのです。
いつも同じでは、行き詰ったときには解決できません。そして、チャレンジ精神に不安をもち、新しいことが苦手になってしまいます。人間の脳を休ませず使いすぎると、このように「いつも同じ」になってしまいます。
3.リフレッシュを受け入れられない
このように、行き詰りの原因は能力の限界ではありません。自分を責め仕事から離れられずに、脳が疲れて機能していません。
その結果、いつも同じものしか見えず、本来ならば見えるものが見えていないのです。
精神的な弱さも性格だけの問題ではありません。精神的に強く変わっていく人は少なくありません。脳が働き自信をもたせ、精神的に強くさせているのです。
そのためには、リフレッシュを受け入れなければいけません。「体をやすめてリフレッシュ」という言葉がありますが、「脳」を休めることが必要なのです。
まとめ
仕事に追い詰められる前に、仕事から離れ休息をとることが必要です。しかし、焦りや不安のために仕事のことばかり考えるのは逆効果です。
能力の限界や精神的な弱さが原因ではありません。ゆっくりと「脳」を休ませることが大切です。脳が疲れると新しい発想や解決策は見出せません。
自分自身の脳と上手に付き合うことが大切なのです。
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