仕事は一流の仕事をしたいと思いませんか?二流ならしない方がましだ・・・とも思うぐらいの気持ちが必要です。一流の仕事ができるようになれば、可能性は広がります。
一流の仕事ができる人とは、どこに違いがあるのでしょう。そもそも、最初から一流の人はいません。人は気づきや努力で一流に成長していきます。
人はそれぞれ「欲」があります。だからこそ「雑念」が生まれます。その「雑念」が足を引っ張ることがあります。
一流に成長する人は、その「欲」が「無欲」に変わります。「欲」は成長と共に必要のない価値観に変わります。4つの「無欲」が二流から一流に成長させて行くからです。
4つの「無欲」とは
1.出世の欲がない
まず、出世の欲がない仕事をします。誰でも出世したいと思います。しかし、一流の仕事ができる人は出世のために仕事はしません。
自分のスキルを伸ばし、人のために、自分の成長のために努力します。
出世の欲がない仕事には、クセや下心がないため目標に対して純粋に取り組みます。変なアピールや目立とうとする意識がなく、誰にでも好感を与えます。この雑念のない仕事が、問題解決に直結した評価を得るのです。
2.自分の手柄にしない
次は、自分の手柄にしようとしません。自分の手柄は同でも良いと考えています。むしろ、「部下が」「仲間が」と、まわりの人の協力をたたえます。純粋に、自分の手柄には無欲なのです。
仕事は一人ではできず、まわりの理解と協力が必要です。一流の仕事ができる人は、部下や仲間を大切にして成果の「独り占め」は考えていません。
だからより一層、信頼関係が増し人は協力を惜しみません。好循環が繰り返されます。
3.目先の成果を求めない
そもそも、すぐに成果に結びつく仕事はほとんどありません。仮にそうなるのであれば、今までやってきたことは全く大きな間違いになります。
それに気づいていない会社の経営に問題があります。小さな積み重ねが成果を導きくことを忘れてはいけません。
だから、目先の成果は求めません。すぐに求めず、将来の成果につながる仕事をします。誰もが「会社が良くなり、成果がでる」と信じて努力してきたはずです。
しかし、この積み重ねの繰り返しが強い基礎を作り、つなぎ合わせて成果を導くような仕事をするのです。
4.他人の評価を気にしない
最後は、他人の評価に対して無欲です。評価を気にせず、やるべき目標を優先します。他人の評価を気にして振り回されることはありません。強い意志を持ち、目標に到達するまで迷わず続けます。
仮に、自分の考えに疑問や問題がでてきた場合には、冷静に考えます。
必要であれば方向修正をする柔軟な考え方をもっています。「絶対にこれが正しい」とは思い込んでいません。
一流の仕事ができる人は、自分の考えを修正する勇気をもっています。
最初から一流の人はいません。一流になれる「なれない」の差があります。
私利私欲や目先の成果にこだわらず、「無欲」で純粋に取り組む姿勢が自分自身を成長させ、一流の仕事へ導いているのです。
一流の仕事とは
理論的で信頼性がある
「一流の仕事」とはどのような仕事なのでしょう。会社や上司は、すぐに成果を求めます。しかし、この「すぐに」は難しいこともわかっています。説明し理解を求めるためには、理論的でなければいけません。
計画や考え方が理論的であれば、説得力があり信頼性も高まります。「一流の仕事」とは、このように理論的で信頼性が必要です。
思い込みや感覚的な組立てでは、一流とは言えません。内容を熟知し、理解していなければ説得力がありません。
現実的で実効可能な内容
また、現実的でなければいけません。「机上の空論」では成果は求められません。
現実的で実効可能でなければ、成功はもちろん成果にはたどり着きません。
「発想が新しく奇抜だ」と評価されても、「机上の空論だ」となってしまいます。「一流の仕事」には成果への確率が問われているのです。
誰が見ても納得できる
そして、誰が見ても納得できる内容であることが求められます。一部の人だけが納得しても、有効とは言いがたいのです。仮に反対意見があれば、説得できるかが問われます。組織の中では、ワザと反論する人もいます。
反論する理由に正当性があれば、修正しなければいけません。ワザと反論する人には、議論を深めていけば「正論」であることが証明できます。
私利私欲ではなく、会社の目標のための「正論」には最後は反対できないものです。
今は成果にならないが、将来は成果になる
前記したように、すぐに成果に結びつけるのは難しいことです。簡単にできるのであれば、今までにできたはずです。それができなかった原因は何なのでしょう。
理由は、目先の成果を求め続けたために「つじつま」が合わず、間違った方向に進んでいったからです。これは、よくあるパターンですが、すべてではありません。
経営は利益の追求だからこそ、目先の成果を優先し歯車が狂うことがあります。
「一流の仕事」をする人は、それがわかっています。だからこそ理論的で信頼性が高い仕事を選択します。
そして、現実的で実効可能な内容を提案するのです。今まで方向性を覆すことになれば、今の成果ではなく将来の成果であることは当然な考え方になります。
会社や上司が、この考え方を選択するか否かは決定権のある人の判断です。
しかし、日々の仕事をこのような考え方で進めることができれば、その積み重ねは「一流の仕事」に変わっていきます。
なぜ、二流から成長するのか
努力を努力と思っていない
人は、「努力が必要」等と「努力」を意識します。意識しすぎ、プレッシャーで疲れ苦痛を感じます。「一流の仕事」をする人は、努力を努力とは思っていません。だからプレッシャーも感じず継続できます。
仕事を楽しむ
普通の人なら、疲れてくるのがあたり前です。
しかし、「一流の仕事」をする人は、仕事を楽しんでいます。考えたり悩んだりすることが楽しいのです。仕事を仕事と思わず、努力を努力とも思っていません。
要するに、「早く終わりたい、帰りたい」と思う気持ちはありますが、その「雑念」に負けない精神力をもつています。
「趣味はないのか」と思いますが、そうではありません。仕事もプライベートも充実させ、スイッチの切り替えができているのです。
他人に迷惑を掛けない
中途半端な仕事や、他人に迷惑をかける仕事の仕方はしません。自分の責任を他人に押しつけ、人を傷つけることもしません。
すべて自分の中で「完結」させます。責任感をもっているからこそ、二流から一流に成長できるのです。
他人に迷惑を掛ける人は信頼されず、人間関係も上手くいきません。人間的に成長しなければ、一流とは言えません。
みんなのために仕事ができる
人間関係を大切にする人は、まず人を大切にします。人を大切にすれば、人間的にも成長します。そして、自分の評価のためではなく人のため仕事ができます。そうなれば、人は集まりリーダーシップを発揮します。
間違っていることは「間違い」と言える
二流から一流へ成長する人は、間違いは「間違い」と言える勇気をもっています。間違いとわかっていながら、同調することはしません。正しい方法で問題を解決しようとします。
人に後ろから指をさされる仕事は、一流とは言えないからです。
二流から一流に成長するためには、覚悟が必要です。しかし、一番邪魔をするのは「雑念」です。
周りの目や人の意見を気にするために「雑念」は生まれます。自分が将来、どのようになりたいのかが大切です。
まとめ
一流と二流の仕事、そこには大きな違いがあります。一流の仕事ができる人は、決して最初からできたのではありません。
経験を積み何が正しいのかを理解できる「できない」であり、行動できる「できない」だけの違いです。
人はそれぞれ「欲」があります。だからこそ「雑念」が生まれます。その「雑念」が足を引っ張ることがあります。仕事からは逃げることはできません。
しかし、仕事をするのであれば一流を目指しましょう。決して無理なことではありません。
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