職場で無理を頼まれた時、仕事をわかっているから何かできる

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無理な仕事を頼まれると、「できない」とは言い辛いものです。信頼を失う不安や、ヤル気がないと思われます。

しかし、いくら頼まれても、できないことは「できる」とは言えません。あとで責任問題になっても互いに困ります。

職場で断われない時に、信頼を失わず責任をもてる方法があります。一番わかっているのはあなた自身です。

できないことは「できる」とは言わず、「これならできる」とできることを提案すれば解決できます。

信頼を築き責任ある断り方を理解すれば、職場の人間関係も上手くいきます。相手とのコミュニケーションも積極的に取れるようになります。互いに活発な意見を交わし解決策を見つけだせば、無理を頼まれても解決できるようになります。

無理を頼まれても断る勇気は責任ある行動

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「できない」ことは罪ではない

頼まれると断れない人もいると思います。期待に応えられないとか、できない人と思われたくありません。しかし、無理なことをわかっていながら了解するのは、もっと罪があり責任問題に発展します。

できない理由を説明しましょう。説明すれば、相手も理由に納得でき、そのリスクを理解できます。断る勇気は責任ある行動が正しい判断です。

相手に迷惑をかけ信用を失う。

取引先に頼まれると、会社との取引に影響すると考えます。責任感から、無理をしてでも信頼関係を失いたくないと思います。同時に、断れば自分の責任になると考えると迷います。

しかし、この迷いは何かあれば相手に迷惑をかけます。本当に相手のことを想うのであれば、あえてはっきりすべきです。理由を説明し正直に伝えることが信頼関係になるのです。

経営の判断をまちがう

経営者は、組織の意見を参考に判断します。自分のPRや好印象が目的で答えると、あとで責任問題になります。良かれと思ったことが逆効果になります。

経営者の決済には経営責任が伴います。経営者は部下を信頼し決済するのです。もし問題が生じた場合は、あなただけの問題ではなく上司の管理責任も問われます。

「できなかった」ときに、だれが責任をとるのか

このように問題が発生した時には、組織は必ず責任を明確にします。経営に及ぼす影響が大きい場合は責任が表面化されます。リスクをわかっていながらの判断や報告の欠如は、賞罰委員会にかけられる場合もあります。

表面化しなくても、水面下で評価として残り続けます。安易な気持ちで判断すると、何らかの形で責任が残ることになるのです。

一番わかっているから「できること」を考える

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あなたが一番わかっている

できる「できない」は、あなたが一番わかっています。現場のことをわかっているからです。だからこそ、できることが何かあります。「わかり過ぎるからできない」と考える人もいますが、「これしかない」と思うから何もできなくなります。

現場のことをわかっていない人は無責任です。アドバイスとしては有難いですが、実際に行動する人ではありません。現場のことを一番わかっている人が、考えるのが一番現実的です

「何ができる」のか考える

断るだけでは解決しません。だからと言って、できないことは「できる」とは言えません。代わりにできることを考えましょう。

完璧な答えはありません。例えば、「ここまでならできる」とか「代わりにこれならできる」等、できることで構いません。

無理をわかって頼むのは、解決策を聞きたいから

断るだけでは解決しません、だから提案する・・・大事なことです。何とかしてあげたいという、あなたの気持ちが伝わります。頼んでも断るだけの人ではなく、提案をしてくれる人と思われたいものです。

無理を解って頼む場合は、相手も無理なのは承知しています。でも、解決策が見つからないので教えて欲しいのです。

できないことは「できない」と正直に言える人、そして次の提案ができる人を探しているのです。あなたは信頼され、大事なことを相談できる人になっていきます。

「ここまでなら、これなら」を提案すれば解決できる

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「できる」ことを提案する

「できない」だけでは解決しない場合もあります。断る理由を説明し、「ここまでなら」、「これなら」という提案をしましょう。その提案をすることで、解決策が見いだせるかも知れません。

提案を受け入れるかの判断するのは会社や上司です。会社や上司も出来ない場合の提案を期待しています。

優秀な経営者は、「これがダメなら次はこれ・・」と常に代案をもっています。あなたの提案は期待されて当然と考えられます。

メリット・デメリットを説明し、相手の判断に任せる

提案には、メリット・デメリットの説明が必要です。相手の希望に沿っていない場合もあります。あとで問題が起きないように、説明が必要です。

提案に対し相手からの新たな要望もあるでしょう。このキャッチボールをしながら、解決の方向に進めばいいのです。無理なことは無理・・・だれもがわかっていますが、次の提案のできる人が信頼できる人と思っているのです。

 

まとめ

無理を頼まれても、できないことは「できる」とは言わない責任と勇気が必要です。断る理由を説明すれば、相手は理解できます。しかし、「できない」だけではなく「ここまでなら」、「これなら」という提案をすれば評価や信頼に繋がります。

無理をわかって頼むのは、相手も困っているからです。解決策が見つからないので探しているのです。あなたの考えた提案が相手の解決策になれば、信頼関係は一層深まります。

あなたが一番わかっているから「できること」があり解決できるのです

 

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