下を向く人生はダメですか?前を向かなくても見えるものがある!

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人は自信のないときには、下を向いてしまいます。そして相手と目を合わせることも避け、声も小さくなりキッハリ話もできません。

下ばかり見て前を見ない人生はダメなのでしょうか。

大切なのは、自分がどのようになりたいかです。そのためには、進む方向を間違えてはいけません。この「進む方向」を自分でしっかりと持っていることが大切なのです。

しかし下を向いていると、前が見えず進む方向が見えないと思われがちです。そうではありません。「つま先」が見えています。進むべき方向に体が向いているかは、「つま先」が教えてくれるのです。

下を向いているのはダメではない

「下ばかり向いていないで、前を向きなさい!」・・・よく言われる言葉です。

自信がない、積極的に行動できない、意見が言えない等、人よりも劣っているとみられると、まわりの人から聞こえてくる言葉です。

まわりは励ましていると思っているのでしょうが、言われる本人には励ましになっているのでしょうか?・・・決して励ましにはなりません。

むしろ「あなたはダメな人!」と聞こえるのです。これでは励ましのつもりが、相手を追い込む結果になります。

下を向いているのは、決して悪いことではありません。下を向いていても感じたり考えたりできるからです。

そして何よりも見えるものがあります!

下を向いていても「つま先」が見えている

下を向いていても見えるものは何なのでしょう。それは自分の「つま先」です。では「つま先」で何がわかるのでしょう。

「つま先」は進みたい方向に向いています。下を向いていてもどの方向に自分が向いているのかがわかります。

この「方向」を見失ったり間違えたりすると、いつの間にか違った方向に進んでしまいます。最悪の場合は、元に戻れないこともあります。

下を向いていても進む方向は、「つま先」が教えてくれるのです。だから大丈夫、心配はありません。

まずは進む方向に体を向けること

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「前を向く」とは、どのような意味をもっているのでしょうか?

・勇気をもち現実と向き合う。
・苦しい時も頑張る。
・逃げたり隠れたりしない。

では何のために「前を向く」のでしょうか?

・信念を貫くため。
・目標を達成するため。
・強く生きるため。

これは誰もが望むことであり理想でもあります。夢や希望を実現するためには、自分が望む「方向」を持っていることです。

同時に持っているだけではなく、まずは進む方向に体を向けていることです。前を向いていても、下を向いていても構いません。体がその方向に向いていることが重要なのです。

しかし「下を向いていると前が見えていない」・・・確かにその通りです。が、「つま先」が見えているからこそ、進む方向に体を向けることができるのです。

下を向いている人には、何が必要なのか

確かに人生にとって大切なことです。しかし誰もができることではありません。

人には「個人差」があります。個性や考え方の違いも個人差です。何よりも誰もが「強い人」ではないのです。できる人とできない人がいるのです。

重要なのは、「できない人」が少しずつ「できる人」に成長することです。

そのためには

・まず、自分の進みたい方向に体が向いている。
・次に、下を向いても時々顔を上げることができる。
・最後に、下を向く必要がなくなる。

このように段階的な成長が望まれます。

「下ばかり向いていないで、前を向きなさい!」・・・この言葉は、励ましになる適切な言葉と言えません。やはり追い詰める結果を招きます。

そもそも「できる人」には必要のない言葉です。「できない人」だと言っているのと同じなのです。これでは相手は傷つきます。

下を向く人への最高の思いやりは、「寄り添う」ことです。

「個人差」を認め受け入れ、「できない人」に具体的な方法や考え方をアドバイスするのが「寄り添う」という行動です。

そして助ける側の人は、決して焦らず「できない人」の気持ちを理解し接することです。

本人が少しずつ成長できれば、「下を向いている人」が「前を向ける人」に変わっていくのではないでしょうか。

きっと本人も望んでいるはずです。「自信や勇気が持てれば変わっていける」と希望があるからです。

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