職場ルールを守る人は信頼できる!人間関係はここから始まる

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職場ルールを守れる人は信頼できる人です。嘘をつかず間違ったことをせず、正しいやり方で仕事をします。

誰もが一緒に仕事をしたいと思うのは、信頼できるからです。職場での人間関係は、ここから始まると言っても間違いではありません。

職場ルールにはどのような意味があり、なぜ人間関係が築かれるのでしょう。会社には就業規則がありますが、どのような関係なのでしょう。

職場での人間関係は難しい問題です。しかし、互いに信頼できる唯一の近道は職場ルールを守ることです。

「あの人はルールを守って正しい仕事をする、だからあの人は信頼できる」と考えるのです。就業規則を理解すれば気づきますが、職場ルールは互いの信頼関係を築くとともに、自分自身を守る手段でもあるのです。

職場ルールを守る意味

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職場ルールとは

会社経営において、組織運営は重要な役割です。組織が正しく動かなければ、効率的な経営ができず、不正や違法行為に繋がります。また、従業員の働く意識が低下すれば、会社のレベルや信頼も低下し経営は困難になります。

職場ルールはこのように「会社組織を合理的に運営する」ためのルールです。会社は無理なルールを定めることはできません。

従業員の労働条件は労働基準法で定められ、この法律を逸脱や無視することは違法行為になります。職場ルールは法律で管理されているのです。

マナーとの違い

ルールとマナーは違います。ルールは規則や決まりです。職場ルールは規則や決まりを定めています。 マナーとは、思いやりや配慮を表現する行動です。

朝の挨拶、ありがとうの言葉、お先に失礼します等の配慮です。

しかし、マナーでは組織は統制できず、人間関係も築くことはできません。思いやりや配慮を表現することは大切なことですが、ルールという実在する規則や決まりを守れるかが重要なのです。

表現より行動が人間関係において確かなバロメーターなのです。

職場ルールの目的

職場ルールを定める目的は何なのでしょう。組織を統制するための職場ルールには、次の目的があります。

しかし、会社を守るためだけのルールではありません。従業員のヤル気、意識、スキルを向上させ正しく評価する目的もあります。そして、会社に成果がでれば従業員の生活も豊かにできます。

職場ルールは従業員を育て守る目的も兼ね備えています。

1.会社は職場ルールで組織を統制する。
2.事故やトラブルを防止する。
3.生産性を上げ利益を出す。
4.会社の信頼とレベルを上げる。
5.ヤル気のある従業員を育て、従業員の生活を豊かにする。

人間関係を築く理由

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なぜ人間関係が築かれるのか

例えば、守れる人とは仕事をしたいと思いますが、守れない人とは一緒にはしたくありません。信頼できず、仕事に支障をきたせば責任問題となり評価が下がるからです。

職場ルールを守る考え方と行動が、互いを理解し共通の価値観をもて信頼関係に繋がります。そして、互いが良い意味でライバルとなり競うことで仕事のレベルが向上します。

人間関係が築かれるのは、この正しい理解と行動ができるからです。

従業員のモラルの向上

モラルとは「道徳」の意味で、道徳とは社会生活を営む上で、ひとりひとりが守る行為の規準です。要するに、善を行うが悪は行わないことです。このモラルが従業員に必要です。

しかし、このモラルは自然に生まれるものではありません。

1. 会社の経営理念が経営者の行動と考え方に合っている。
2.上司の言動が正しくリーダーシップをもち備えている。
3 職場が安全安心で、働きやすい。

従業員のモラルは、経営者や上司のモラルで変わります。職場ルールが経営者の都合のためにあるのではなく、従業員を育て守る目的も兼ね備えている意味はここにあります。

職場は集団生活

職場は学校のような集団生活の場です。人の数だけ考え方や行動の数があります。すべてを否定するのではありませんが、集団生活に必要なルールがなければ、学校も組織も統制できず目的を果たせません。

組織にはまとめる手段が必要です。まとめることで目的や成果に近づけます。職場ルールは組織をまとめ、正しい方向に導き目的や結果を出すために必要な手段なのです。

就業規則との関係

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就業規則とは

就業規則とはどのようなものでしょう。就業規則は会社を統制する規則です。会社の秩序を維持し、業務の円滑な運営をするため、従業員の就業に関する労働条件及び服務規律を定めたものです。

就業規則の中に、「服務や服務心得」という項目があります。服務とは、職務や任務に服することの意味です。解り易くいえば、仕事をする上で守るべきルールです。これが職場ルールです。

更に就業規則には、「禁止・制限事項に抵触する社員に対して、制裁を行なう」と記載されています。また「制裁の種類、程度」という項目があり、以下の内容が記載されています。

1.訓戒(始末書の提出)
2.減給(一定期間、一定額を減給)
3.出勤停止(一定期間の出勤停止)
4.諭旨退職(退職願を提出するよう勧告する)
5.懲戒解雇(予告期間を設けることなく即時に解雇する)

職場ルールは就業規則と法律に準じているのです。就業規則は職場で従業員が閲覧できるように備える義務があります。まだ読んでいない方は読んでください。就業規則を理解することは職場ルールを理解することです。

自分自身を守る手段

解り易くまとめると、仕事をする上で守るべきルールを守らなければ、会社はペナルティーを与えることができるのです。

その違反行為に対するペナルティーには段階があります。軽いものは始末書の提出で済みますが、重いものは解雇できると定めているのです。

言い換えれば、職場ルールを守っていると自分自身が守られているのです。例えば、会社で事件や事故があったとします。

職場ルールを守って起きた事件や事故は、責任を問われることはありません。この場合に責任を問われるのは、職場ルールが適正であったかです。適正でなければルールは改正されます。

個人のルールを持ち込まない

自分勝手な個人のルールは会社では通用しません。自分の都合や利害の打算は認められません。勝手な行動や判断が、就業規則の「服務や服務心得」に抵触すれば「禁止・制限事項に抵触する制裁」に該当し処分の対象になります。

このように、職場ルールは就業規則で定められ法律に準じています。正しい理解と行動が、会社と従業員の生活を豊かに導いてくれるのです。

 

まとめ

職場ルールを守ることは社会人としての常識ですが、人間関係を築く重要な役割があります。職場ルールは就業規則で定められ、就業規則は法律で定められているのです。

職場ルールは決して従業員を拘束するものではありません。会社組織を合理的に運営するためのルールであり、会社と従業員の生活を豊かにする効果があります。

会社ルールと就業規則の関係を正しく理解し、人間関係が豊かな職場を作っていきましょう。

 

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