部下を守る上司は、自分を犠牲にできる「3つの覚悟」がある

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上司のタイプは様々ですが、部下にとって上司のタイプは大きな意味をもちます。良い上司に付きたいと思うのは当然であり、上司によっては、人生が変わります。しかし、良い上司に恵まれるだけでは、社会人としての成長は望めません。

部下を守る上司は、自分を犠牲にできる「3つの覚悟」があります。

部下を人として社会人として、一人前に育てたい想いがあります。しかし、上司の想いだけでは部下は育ちません。

上司が「自分を犠牲にしても部下を守る」と思える部下であることも必要です。部下の姿で上司は決めると言っても過言ではありません。

部下を守る上司の「3つの覚悟」とは何なのでしょう。上司が何故自分を犠牲にでき、部下に何を求めているのでしょう。

上司の覚悟は部下に何を求めているのかを理解でき自分で努力できれば、あなたは部下を幸せにできる一人前の社会人になっていけるのです。

覚悟とは

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「覚悟」とは、迷いを脱し真理を悟ることです。

部下を守る上司の覚悟とは、危険、不利益、困難を予想してそれを受けとめる心構えをし、部下を犠牲にせず迷わず信念をもって部下を育てる行動をすることです。

上司にとってリスクはあります。危険、不利益、困難を予想しますが、実際に起きたことは上司に責任があり、自分で解決しなければいけません。

それを承知で進めるのは、よほどの自信と強い信念があり、上司には恩恵を受けるメリットはほとんどありません。

上司の「3つの覚悟」とは

1.部下を育てる覚悟

純粋に部下が成長してくれることを願っています。確かに部下からの協力は得られますが、上司にとって直接的な利益には結び付きません。

言い換えれば、ボランティア的な要素が強く他人のためにと思う気持ちがなければできません。

普通の上司であれば自分を犠牲にしてまで行うことではなく、自分の利益になることを選択します。部下の成長が自分の利益より優先と思っているからできるのです。

2.危険、不利益、困難を乗り越える覚悟

部下のために努力し、時間を使い、困難を乗り切る覚悟は、自信があるからこそできる話しです。特に時間を費やすと自分の仕事が遅れ、その負担は遅くまで会社で補わなければいけません。

よほどの自信と実力がなければ、リスクは乗り切れません。むしろ、リスクや不利益は好き好んで選ぶことはしないはずです。

危険や困難があっても、それも含めて部下の仕事と言ってしまえば会社では通る理屈です。

3.上司の仕事だと確信する覚悟

部下を育てる仕事は上司の仕事ですが、上司がもっている重要度は違います。基本は、まず自分の仕事が優先で、会社も上司の仕事を期待しています。道徳的や人間的には評価されますが、会社が求める成果ではありません。

しかし、上司としての成果をだしながら部下を育てるとなれば、普通の能力ではありません。自分を犠牲にできる上司は、極めて高い能力をもっている人です。

人は無欲になれば、予測しない能力を発揮できるのです。

上司は部下に何を求めているのか

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一人前の社会人になり、会社に必要な人材になる

一人前の社会人になるためには、考え方や行動、挨拶や礼儀を含めて社会人としての基本ができている必要があります。

まず、基本を教えなければいけません。
そして、将来に向けて会社に必要な人材に育てなければいけません。
最後に、仕事に対する姿勢や能力が求められます。

このように考えると、最初から最後まで教えることになります。「自分で学ぶ」という指導の方法もありますが、基本を教えていなければ間違った方向に進む可能性や悪い習慣がつきます。

本当に部下を想うなら、ここまで必要と考えるべきです。

後輩を育てられる能力をもつ

何年か先には、部下が上司の立場になります。そのときには、部下を育てる役割が求められます。もし、部下に関心をもたず育てる能力のない上司になっていれば、新しい部下にとっても、本人にとっても、会社にとっても良いことはありません。

後輩を育てる能力をもたない部下になったのであれば、本人だけの責任ではありません。上司の責任でもあります。

何故ならば、みんなに不利益な結果を招くからです。部下を育てる重要性はここにあるのです。

将来、会社を支える人になる

将来、部下が会社を支える人になって欲しいと思っています。誰かがその立場を担い、責任ある仕事をする必要があります。

将来に向けての努力は、今からの積み重ねがなければできません。今、部下が考えていないことでも、将来は必要とされます。だから、上司は今を大切にしているのです。

部下に何を求めるかが理解できれば、部下は何をするべきか判断できます。
上司に甘えず、自らが努力しなければ成長は望めません。

上司が自分を犠牲にしない部下とは

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1.真面目に努力しない人
2.頑張ろうとする気持ちがない人
3.同僚や後輩を大切にせず、自分本位な人
4.いつでも会社を辞めるつもりがある人

上司は本人が頑張ろうとしなければ、教えようとしません。教えても最後は反発になるからです。また、他人を大切にせず、自分本位な人は教えたことを行動に移せません。いつでも会社を辞めてもいいと考えている人も同じです。

勿論、上司は最初から教える気がないのではありません。本人が変わろうとしなければ、上司の力では限界があります。上司も部下も前向きで、互いに努力し良くなっていく気持ちが必要なのです。

上司に頼ることは必要ですが、部下は頑張ろうとする気持ちがもっと必要なのです。

 

まとめ

部下を守り、自分を犠牲にできる上司の覚悟とは、よほどの自信と実力がある人です。そして、無欲で部下の成長を願い、部下のためにと考えています。理想の上司であり部下には何よりも幸せです。

しかし、上司に甘えるだけではなく、自らの努力が必要です。
上司は部下の成果も期待していますが、

まず社会人としての成長を望んでいます。
次に、仕事に対する姿勢や能力を求めます。
最後は将来に向けての成果を求めています。

上司との信頼関係は、部下の努力があって成り立っているのです。

 

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