部下に敬語を使う上司が望むこと【知っておきたい上司の本音】

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職場での朝礼や会議では、敬語を使わなければいけません。しかし、日常の仕事で部下に敬語を使う上司は、珍しい上司です。何故、敬語を使うのでしょう。そこには上司の想いがあり上司の「弱み」が見えてきます。

人には「強みと弱み」があり、部下に敬語を使う上司にも共通の「弱み」があります。すべての上司ではありません。

上司の本音を知ることは、弱みを握る行為ではありません。自分のできることを協力し、解決する方向に向けていくためです。それが、人間関係を築く原動力です。

部下に敬語を使う上司が、何を想いどのような本音なのかを知れば、あなたのできる行動に気づきます。そして、上司への「ゴマすり」ではなく、組織の一員としてできる行動の価値も理解できます。

結果として、あなたの人間関係の向上と「学び・得る」経験につながるのです。

敬語はどのような効力があるのか

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日本語は敬語を多く持った言語

世界の言語の中でも、日本語は敬語を多くもっている言語です。敬語は相手を尊重する言葉なので、日本はその習慣の強い国なのです。

部下に敬意を表わす言葉

敬語を使う上司は、相手を尊敬する意識が強い人です。敬語を使う人は、いつも相手を尊敬する気持ちをもっています。部下に敬語を使う上司は、部下を尊敬しているのです。

けじめのある職場になる

敬語は職場に緊張感をもたせ、けじめのある職場になります。慣れ合いや乱れなどを防いでくれる効果があります。上司が敬語を使うのですから、部下は緊張感を持ち、慣れ合いではできません。

コミユニケーションがとりやすい

上司が敬語を使うと、確かに部下は余計に緊張します。しかし、安心感があり会話がしやすくなります。やりにくいと感じる事もありますが、コミユニケーションは取りやすくなります。

部下に敬語を使う上司は、けじめを大事にする上司です。慣れあいを嫌い、職場のけじめを重んじます。

しかし、敬語だけでは、けじめがある職場とは言えません。ルールを守る厳格さが必要です。

部下に敬語を使う上司が守りたい職場環境は

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慣れ合いになりたくない

話しやすさや親しみと、慣れ合いは別なものです。慣れ合いになると、正しい判断ができない場合があり仕事がやりにくいときがあります。敬語にはこのような「見えない効果」があり、部下とは慣れ合いになりたくないと思っています。

一定の距離を置きたい

部下と慣れ合いになると、距離感がなくなることを嫌っています。距離感がなくなれば、自分のことを知られます。自分のことは知られたくないのです。部下に知られると、仕事がやりにくいと考えます。逆に、知られたいことは、自分から話そうとします。

隙と弱みを見せたくない

敬語に対してタメ語があります。タメ語は気軽ですが、仕事の話しが雑談になりやすく、隙と弱みを見せる場合があります。敬語は敬意をもっているので、タメ語と比較する、隙も弱みも見せない言葉といえます。自分の隙と弱みを見せたくないのです。

上司は、職場環境と人間関係が良好になり、仕事がやりやすくなると考えます。

言い換えれば、敬語を使うことで問題が起こりにくくなり、厄介なことは避けたいと望んでいます。
しかし、現実には難しいこともわかっていますが、防御策であると思っています。

敬語を使う上司はどんなタイプなのか

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人間関係の問題解決が苦手

敬語にすべて頼っていませんが、基本的には問題解決が苦手です。組織の中の人間関係は、敬語で解決できればと考えています。

仕事に対してまじめな人

プライベートは別として、仕事に対しては真面目な上司です。筋の通らない判断や、間違った考えはもっていません。仕事はまじめにコツコツとこなす人です。

相手を傷つける言葉は使わない人

相手を傷つけたり、バカにしたりしない人です。安心して部下として仕事ができます。世渡り上手ではありません。

無理難題は言わない人

部下に対して無理難題は言いません。部下に対する気遣いも忘れません。部下に負担がかかると考えると、丁寧にお願いするタイプです。

自分を見せない人

性格的に、自分を見せる人ではなく隠すタイプです。自分を知られ評価されることを嫌います。本質的には、自信がなく孤独な一面を持っています。

勿論、すべての人に当てはまるタイプではありませが、仕事は真面目で、人を傷つけるたり無理難題は押しつけません。

人間関係に苦手意識をもっています。

優しい人柄ですが、頼りがいには少し欠ける傾向があります。

上司の本音を知れば人間関係は築くことができる

組織の秩序を守り問題は起きて欲しくない

組織内での秩序の安定を望み組織内の問題を起こしたくないと思っています。問題解決を得意とせず、対応が苦手です。

上司との人間関係を築くために、上司に情報を提供しアドバイスしましょう。

自らが予防策の役割を引き受ければ、上司はあなたを頼りにします。

あなたが代償を望んではいけません。善意で臨めば、信頼される部下になります。

けじめのある職場で自分の弱さを見せたくない

上司か率先するけじめある職場で、弱さを見せるのは屈辱的です。弱さを見せる原因は、上司の苦手な仕事です。

あなたができることは、協力しましょう。

そして、上司のできる仕事と、あなたができる仕事を分担し、「これはできますから、これはお願いします」と提案すれば、きっと上司は頑張ります。

あなたは、いろんな仕事を覚えることができます。

コミュニケーションが苦手で意思疎通が充分にできていない

コミュニケーションが苦手な人は、職場の情報収集も苦手です。職場で起こっている危険性がある情報は、伝えてあげましょう。

情報を伝えても、問題解決が苦手な上司は困るだけです。
解決策の提案をしてあげましょう。

職場の仲間とも協力し、上司が解決できるように導きましょう。

将来、上司の立場になったときに、必ず役立つ経験です。

部下から声をかけて欲しいと思っている

孤独な一面をもつ上司は、孤独で寂しがり屋です。声をかけて欲しいと思っています。仲間と声をかけると、上司もみんなに協力してくれるので仕事がやりやすくなります。

人間関係は誰でも難しい問題でが、何もしなければ改善しません。
人の助けを待っているだけではなく、自分から行動していくことが必要です。これらの行動は、上司に対する「ゴマすり」ではありません。
自分から行動する「学び・得る」行為で、この経験が人を成長させるのです。

 

まとめ

上司にもタイプがあります。部下に敬語を使う上司も、「強みや弱み」があり想いがあります。上司の批判だけをするのではなく、上司の本音を知りましょう。決して、弱みを握る目的ではありません。社会人として、組織に貢献するためです。

組織に貢献するためには、待っているだけではいけません。自分から、できることを協力する姿勢が必要です。上司の本音を知り、上司と協力して組織を支えていくことが、人間関係の向上と自らの成長につながるのです。

 

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