リーダーシップはどんな能力?誰でも身につく「5つの条件」

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組織には年齢や役職に関係なく、人が集まりその気にさせる人がいます。その人がいる「いない」で組織の空気感が変わるほど、存在感のある人です。

この人の不思議な力はリーダーシップであり、無限の可能性を持ったお金で買えない能力です。

リーダーとマネージメントは「役割・立場」を意味しますが、リーダーシップは「行動」です。しかし、リーダーシップには「5つの条件」があり、努力すれば誰でも身につきます。

同時に、人間的な成長と「仕事ができる人」になれるのです。

リーダーシップはどのような能力で、リーダー・マネージメントとの違いは何なのか。そして、誰でも身につく「5つの条件」とは。なぜ会社はリーダーシップのある人を必要とするのでしょう。

社会に認められ、会社に必要とされるために、リーダーシップとは何なのかを理解しておきましょう。

リーダーシップとは

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リーダーシップは役職に関係なく行う行動

リーダーシップは役職に関係なく行う行動です。役職のない若い従業員でも、素晴らしいリーダーシップをもっています。逆に、経験豊富な熟年の部長の方が、もっていないこともあります。

リーダーシップは自主的な行動です。自主的な行動力とは、誰に言われることなく自分から動く行為です。いま必要だとか、今こうあるべきだと、という必要性を感じているからです。

みんなの協力を集める求心力

求心力のある人は、信頼されている人です。日頃からの行動が評価されなければ、誰もついていきません。目立たない性格の人でも、求心力をもつている人はいます、発揮していないだけなのです。

リーダーシップは本人がもっている自主的な行動であり、お金で買えることではありません。従業員にとっても簡単にできることではありません。本人の自主性を導き出せるとすれば、会社が人を育てる考え方が必要です。

リーダーとマネージメントの違い

リーダーとは

リーダーとマネージメント、よく使う言葉です。しかし、大きな違いがあります。

リーダーは会社から与えられた役割です。主任、係長と呼ばれる役職を意味しています。

役職の責任範囲は任されたチームの、目指す目標や進む方向を決め、目標達成を自らが中心となって進める役割です。

しかし、現実には目標や方向は会社が決めてしまいます。

「会社はこの方向で進む、だから君はこの目標を達成しなさい」となり、ほとんどのリーダーには「自主性」よりも決められたことをこなす「役割」が仕事です。

マネージメントとは

組織の目標、案件、プロセスを「管理」する役割で「経営」という意味も含まれます。

課長、部長は経営者の指揮下に入り、経営を担う立場でありマネージメント職に位置付けられます。法律上は、休日や残業の適応除外になります。

しかし、現実問題としてはマネージメント職も、会社の意思決定に準ずる場合が多いのではないでしょうか。大半のマネージメントは、経営する立場ではなく経営者の指示を管理運営する立場なのです。

リーダーとマネージメントとの共通点

リーダーは組織の最小単位を担当します。複数のリーダーを束ねて管理するのがマネージメントです。リーダーよりもマネージメントは、経験も責任も必要な立場です。

共通点は、経営者の経営方針を守り、推進する「役割」と「立場」です。担当する組織の範囲と責任の重さは違いますが、同じではないでしょうか。

リーダーシップを身につける「5つの条件」

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1.自主的に行動する

リーダーシップは、自主的な行動ができる人です。失敗を恐れず行動しましょう。人に任せるのでは自主的とは言えません。自分が先頭に立って動くことで、周りの人を引っ張ることが求められます。

例えば、戦略を立て人に実行させる場合があります。戦略家としての行動であり、リーダーシップとは意味が違います。先頭に立ち自主的に動いておらず、周りから見えず影響度がないからです。

2.間違いは「間違い」と言える

たとえ上司であっても、間違っていることは「間違い」と言える人です。勇気を持ちましょう。間違いを認めると、周りも不信感を与えます。正しい行動ができれば信頼も得られます。

間違いが一部の人の「保身」や「忖度」であれば、そのために仕事をする目的になります。その間違いは誰が責任を取るべきなのでしょう。

「間違い」と言える勇気は、互いにルールを守り正しい行動によって信頼関係を築けます。みんなが求めていることなのです。

3.人のために仕事ができる

自分の仕事だけをして、人の仕事を手伝わない人がいます。勿論、自分の仕事で精一杯な人は多く、間違っていることではありません。

「人のために仕事ができる」とは、人の仕事を手伝うとは限りません。自分の仕事が人のために役立つことでもあります。

例えば、自分の仕事が「人に役立つように」するのも大切です。人の仕事に利用できるように、人が参考になるようにするのも「人のために仕事ができる」に該当します。

手伝う行動は現実には難しいことです。しかし、人のことを考えて仕事をする意識が必要なのです。

4.「罪」を憎んで「人」は憎まない

間違ったことをする人は、許されず信頼できません。しかし、リーダーシップのある人は「
罪」を憎み「人」は憎みません。普通なら話もしたくなく一緒に仕事など絶対にしたいとは思いません。なぜ、人を憎まないのでしょう。

人には間違いがあり、それは誰にでもあることです。リーダーシップのある人は、間違いに気づき改めて欲しいと願っています。罪は間違いですから憎みます。

しかし、人には間違いがあることなので憎まずチャンスを与えているのです。人を信じようとしているのです。

5.仕事を理解し覚えようとする

仕事もせず「言うだけ」の人は信頼されません。仕事を理解し覚えようとする人は信頼されます。仕事に対する姿勢がなければ認められません。

「仕事ができる人」とは限りません。仕事に対する姿勢が認められ信頼される人です。

しかし、信頼され責任感の強い人は、すぐに「仕事ができる人」になります。理由は、自分自身に厳しく、仕事に向かい合っているからです。言い換えれば、リーダーシップを身につけようとする努力は、「仕事ができる人」になれる近道なのです。

リーダーシップが必要とされる理由

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会社を救う

会社は問題に直面した場合、組織に解決策を求めます。マネージメントは、「管理」はできたとしても解決策は別問題です。また、経営判断も組織の理解と行動で「可能性」の度合いは変わります。

人を集め、一つにまとめ、大きな力に変える行動は、人を巻き込み引っ張っていけば職域を超えた大きな動きになります。みんなの協力を集める求心力は、会社にとって大きな「可能性」になります。

リーダーシップは会社にとって必要な人材であり財産でもあります。

会社を変える

今まで経営は、決められた業務の実行が評価であり求めることでした。しかし、社会情勢も顧客のニーズも変わり、経営に求められる手法が変わっているのです。時代の変化とともに、顧客の感覚と感性に経営者とのギャップが生まれてきたのです。

経営には、その感性を理解しビジネスに必要な人材が必要になっています。今のトレンドと顧客ニーズへの対応だけでなく、会社の組織自体の運営方法も、「24時間働けますか?」から「働き方改革」に変化しました。

リーダーシップの「可能性」は会社を変える時代になったのです。

組織をまとめる

バブルの時代には、会社を細分化しエキスパートを増やしました。より良い経営ができると考えたからです。今は売上や効率を重視し、コンパクトで生産性の高い組織運営に変わっています。

要するに、一人で多くの役割をこなすことが求められているのです。その結果、組織を守り保身を優先する働き方になり、若い人たちも、「会社のために働く」意識も薄れています。

だからこそ、みんなの協力を集めるリーダーシップが組織をまとめるのです。

リーダーシップはお金で買えない能力

経営を取り巻く環境の変化は、すべての「物」と「事」を変えようとしています。経営は、今何をするのかだけでなく、これからどう変わるのかを予測し、何が必要なのかを選択しなければいけません。

経営者のトップダウンの時代から、経営者の努力と従業員の協力し、リーダーやマネージメントが会社を支える時代です。

時代の変化は会社に、リーダーシップという「可能性」を今まで以上に必要とさせているのです。

 

まとめ

時代の変化は、経営に求められる「物」と「事」を変えてきました。同時に経営のスタイルである組織のあり方も変化しています。

過去のトップダウンだけでは経営は成り立ちません。一方、従業員の意識や考え方も変わり、時代に合った経営のあり方が問われています。

会社は経営者の努力と、従業員の協力で成り立ちます。そのためには、人を育て優秀なリーダーやマネージメントが必要です。

そしてリーダーシップという「可能性」が加わることで、経営は支えられ危機管理の一旦を担うのではないでしょうか。従業員のリーダーシップは会社が育てることができるのです。

 

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