苦しい時の心の声は、「助けて」と自分に何を語りかけているのか

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苦しい時に「助けて!」と言えていますか?もちろん、簡単に言えることではありません。

助けて!と言うのはとても勇気がいることであり、弱い自分を認めることになるからです。また、言葉にするのが恥ずかしい、弱さを見せたくない、イヤな奴だと思われたくない等、勇気がでず言葉にできません。

このように、いろんなことを考えてしまい言葉にできないのです。

その一言が言えないために、苦しくても理想の人を装い、かたくなに自分を守ろうとします。その結果、人の意見や思いやりを受け入れられず、「我慢することが自分を守ることだ!」と思い込んでしまうのです。

苦しい時こそ「助けて!」と心の声を言葉にしなければ、相手に伝わりません。自分の気持ちを正直に伝えてこそ、相手は初めて気づき理解できるのです。

心の声を言葉にすることが、なぜ重要なのでしょう。
また、心の声は自分に何を語りかけているのでしょう。
そして、言葉にすれば何が変わっていくのでしょう。

一緒に考えていきましょう。

「助けて!」と言葉にするのは、なぜ重要なのか

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1.言葉にしなければ何も伝わらない

そもそも、言葉にしないと相手に伝わらず気づきません。よく「コミュニケーションが必要だ」と言われますが、コミュニケーションは会話があることが前提です。

いくら相手に「伝えたい、分かって欲しい」と思っても、言葉にしなければ相手は気づかず伝わりません。人は嫌われたくないから理想の人を演じてしまいます。その結果、ストレスが溜まる一方です。

よく「喧嘩するほど仲がいい」と言います。「喧嘩をしても互いの関係は壊れないこと」を意味しています。

何故なら、相手に自分のことを分かって欲しく、つい本心をぶつけてしまいます。それほど信頼関係は深いのです。

このように、言葉にすることは互いの理解を深め、信頼関係を築いていく大事な手段なのです。

2.言葉にすれば、そこから始まる

「助けて!」と言うのは、とても勇気が必要です。弱い自分を認めることになるからです。そして、自分の弱さを人に知られてしまいます。

しかし、最初から強い人はいません。弱い人が徐々に強くなっていきます。そのためには、経験が必要です。経験が自分自身を育てていきます。今は恥ずかしいと思っても、将来は今の恥ずかしさを誇りに思える時が来ます。

言葉にして相手に伝えてこそ、相手は気づきます。言葉が不足し正しく伝えられなければ誤解が生じます。自分の問題を解決できるかは、勇気を出し言葉にすることから、すべてが始まります。

3.一人で乗り越えるのは限界がある

問題や悩みは、一人で抱えても解決しない場合があります。「ああでもない、こうでもない」と頭の中を考えが巡るばかりで、結論がでません。「助けて欲しい」と思う重要な内容であれば、なおさらです。

無理に一人で乗り越えようとすると、「心が病む」ことがあります。一度「心が病む」と、人生は意図しない方向に変わってしまいます。そのようになる前に、自分を守らなければなりません。

言葉にすれば苦しみから解放される希望だけでなく、一人で乗り越えるには限界があると考えるのも必要なのです。

「心の声」は自分に何を語りかけるのか

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1.心の声は自分の「本心」

心の声は、自分にとって一体何なのでしょう。そして心の声は、自分自身に何を語りかけているのでしょう。

心の声は、自分自身の本心であり希望です。ありのままの自分なのです。

「本心」とは、心の中で本当に思っている言葉にだす前の気持ちです。

言いたくても言えないことは、誰にでもあります。しかし「言わなくてもいい」と思えることもあります。でも本当に苦しくても、言いたいことや伝えたいことが言えないときがあります。

そのような気持ちが心の声として、自分自身に「助けて!」と訴えているのです。

2.自分の「内面」と「取り巻く環境」を変えたい

本心である心の声を言葉にするためには、勇気が必要です。なぜならば言葉にすれば、弱い自分を認めることになるからです。

そのためには、まず自分自身が強くなりたいと望んでいます。弱い自分を認めることができれば、言葉にできるからです。自分の内面的な強さを求めているのです。

また自分を「取り巻く環境」が、言葉にできる環境であって欲しいと願っています。まわりが自分自身を認めてくれなければ、言葉にしても批判され受け入れられないと思っているのです。

人はこの内部的環境と外部的環境が、同時に満たされることを自分自身に望んでいるのです。

3.「不足」しているものを満たし、「レベルアップ」したい

自分の「内面」と「取り巻く環境」が改善できれば、次の望みにつながります。次は自分の「成長」です。まず成長により人並みに、そして更にレベルアップを望んでいます。

このように不足しているものを満たし、レベルアップしていくことで不安から解放されたいと思っています。そして成長することで、人並みに周りの人と対等に接したいと望んでいるのです。

「心の声」は、今を乗り切りたいという想いだけではありません。自分自身が強くなり、更にレベルアップしていきたい願望でもあるのです。心の声は自分の本心を伝えることにより「強く成長したい」と自分自身に語りかけているのです。

心の声は何を変えるのか

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1.不安な毎日から解放される

心の声を一度言葉にすれば、自信が生まれ心が強くなります。確かに弱い自分を認めることになりますが、決してそれだけではありません。

勇気を出せば人の目や評価が気にならなくなり、自分の弱さを隠す必要がなくなります。ある意味で「開き直り」かも知れません。

自分の想いを伝えることができるのですから、心に秘めたモヤモヤが少し解消できます。この勇気が自信となます。そして不安な毎日から解放され、安心できる毎日を過ごすことができるのです。

2.仲間や会社から受け入れられる

自分を理解してくれる仲間がいるはずです。同じ想いの人もいるからです。言葉にして伝えることで、相手も初めて理解できます。

理解し合える仲間が増えると、仕事も以前より楽しくなります。お互い助け合い協力しようとします。このような前向きさが周りに伝わると、他の仲間や会社から自分の存在が認められるようになります。

良く考えると、言葉にして初めて分かり合えるからです。すると相手を知ることができ気づきや学びが増えます。なぜならば、相手を知らなければ相手を信じることはできないからです。

3.尊敬され社会人として認められる

少しずつ自信をもち一生懸命頑張れば、人からの評価は高くなります。仲間からは尊敬され、一人の社会人として認められます。

間違った考え方や、自分勝手な行動は禁物です。協調と協力を忘れずに行動すれば、ありのままの自分は受け入れられます。人の目を気にして理想の人を演じる必要もなく、弱い自分を隠す必要もなくなります。

4.自分の目標が達成できる

誰でも自分を高めたいと思っています。そのためには目標をもたなければいけません。次のステップや高い目標にチャレンジしようと考えるようになります。レベルアップすれば満足感だけではなく、経済的にも生活面でも安定するからです。

このように「心の声」を言葉にすれば、一歩前に進みます。一歩進めは、二歩・三歩と可能性は広がっていきます。ほんの少しの勇気と前向きな姿勢こそが、「心の声」が自分自身を変えていく原動力なのです。

まとめ

生きていれば苦しい時はいくらでもありますが、実は成長のチャンスなのです。人が一生懸命、悩み・考え・成長できるのは本当に苦しい時なのです。

そんなときこそ「助けて!」と心の声を言葉にすれば、ピンチはチャンスに変わるのではないでしょうか。「助けて欲しい」と心の声を言葉にできれば、救われるだけではなく成長できるのです。

人の「過去」は書き換えることはできません。しかし「未来」は書き換えられるのです。但し、生きてさえいれば・・・・。

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