ワンマン上司の「弱み」を知れば、イエスマンは卒業できる!

画像①

20ワンマン上司の下では、イエスマンでなければ生き残れない現実があます。実力や自信のない人はイエスマンに成りきって、今の立場や職場を守ります。また、ワンマン上司への反発から離職を選ぶ残念な結果にもなります。

しかし、ワンマン上司には3つの「弱み」があり、上手な「接し方」をすればイエスマンは卒業できます。「弱み」とは、ワンマンのままでは周りから信頼されていないことや、会社は良くならないことも解っています。

接し方」とは、意見は伝え、意思決定には仕事として割り切ることです。常に正論で法令順守の考え方をすれば、ワンマン上司とは一定の距離を保ち巻き込まれません。

好んでイエスマンに成りたいとは思っていません。ワンマン上司の権力には勝てないからです。しかし、ワンマンの弱みを知り上手に付き合えば、イエスマンな生き方は変えられ、自分の生き方ができ仕事の能力が成長します。

どんな経営者や上司でも、能力のある人は手放したくありません。

イエスマンの悩み

画像②

今を失うよりイエスマンを選ぶ

イエスマンにも悩みはあります。自信がなく権力を恐れてしまいます。

無理に逆らえば今を失う怖さがあり、イエスマンに成りきって自分を守る方が簡単です。次の職場でも自信がないのです。誰もが持つ本能で、一概に責めるべき問題ではありません。

しかし、どこかでイエスマンから卒業したいと思っています。自分らしく生きたい、そして人から認められ一人前になりたいのです。

人に頼らず勇気をもって、挑戦する気持ちのあるうちに少しずつ挑戦していきましょう。

ワンマンな権力への反発が離職を招く

自分の主張を持ち、恥ずかしくない生き方をしたいと思います。しかし、権力には逆らえないとわかっていても、自分を曲げることに納得できません。実力をつけ自信をもって戦おうとします。正義感が強く、曲がったことを嫌う人です。

いつかは、ワンマンに対する反発が爆発し、会社を辞めます。まわりは、能力のある人が辞めていくことは当然だと思います。

気づけば、能力のある人は次々にワンマンから離れていきます。ワンマンな権力への反発が、新しい職場での希望に変わります。

ワンマンには3つの「弱み」がある

画像③

1.能力のある人を恐れている

ワンマンな権力は、能力のある人を恐れています。能力のない権力を否定されたくありません。能力では敵わないのがわかっているからです。能力のある人が理論的に自分を否定されるのが怖いのです。

だからワンマンは、能力のある人が味方になってくれることを望んでいます。自分に従い、能力を発揮してほしいと思っています。

能力のある人にとって、このような都合のいい話しは受け入れられません。それでもワンマンは、去っていく人の能力を認めず否定します。

2.イエスマンしか会社に残らず業績は落ちる

能力のある人が去っていけば、会社にはイエスマンしか残りません。ワンマンは能力のある人が欲しく、賃金や役職をエサに人財を集めようとします。

仮に集まったとしても、同じことの繰り返しです。人は長続きせず、イエスマンだけ残ります。

会社は業績が落ち、人は入れ替わります。人の入れ替わりで会社は何とか維持しています。自分がすべて指揮しなければ維持できません。

すでに組織運営ではなく、ワンマン経営です。ワンマンは、自分は優秀な経営者だと自負しています。

3.信頼されていない自分に気づいている

そもそも、人を信用しなければ、人から信頼されません。ワンマンに共通する考え方は、会社は自分の財産であり人には任せない考え方です。

人に任せて損をするのが許されません。会社は自分のもの、自分の利益のための事業と考えているからです。

自分が信頼されていないことに気づいています。「経営者は孤独だ!」と酔いしれています。しかし、どこかでわかってほしいと考え、理解し協力してくれる人が現れるのを期待しています。

 

ワンマンの弱みは、強気に見えますがいつも不安を持っています。
同時に理解者を求めています。

ワンマン上司への上手な「接し方」とは

画像④

1.意見は伝え、意思決定には従う

ワンマンと上手に付き合いたいと考える人もいます。能力のある人は権力では負けても、上手に付き合えば能力は活かせると考えます。100%イエスマンでは「ゴマすり」でしかなく、相手の弱みを理解し、上手に付き合う方法です。

信頼を得るためには、批判をしてはいけません。意見は伝え、ワンマンの意思決定に従います。ワンマンに助言はするが、理解者で協力者である立場です。

ある意味、組織人としてはあたり前の行動です。ワンマンにとって一番ありがたい人材です。

2.社会のルールを理解し、合法・違法を明確にする

ワンマンは合法・違法を理解せず、自分の想いと利益だけで判断します。自覚はあるのですが、自分で制御することができません。

だからこそ、止めてくれる人がいて欲しいと思っています。止めるだけではなく、代案を知りたいのです。

止める理由は、合法・違法の判断ができなければ理論的な説明はできません。理解せずに合意すると責任問題になり、責任転嫁され信頼を失います。社会のルールを無視して経営は成り立ちません。

3.ワンマン上司との距離感を一定に保つ

距離感は大切です。遠すぎても近すぎてもいけません。一定の距離感は、互いに緊張感を保てます。

近すぎると相手のペースに巻き込まれます。遠すぎると考えや意見は伝わりません。何よりも、一定の距離感で緊張感を保ちましょう。相手に距離感を感じさせることが大切です。

 

ワンマン上司の「接し方」は、けじめが大切です。
言うべき意見は言い、合法・違法をはっきりさせ、一定の距離感を保つのがけじめです。

まとめ

ワンマンな権力は、正しい経営とは言えません。しかし、人は現実の中で生きていかなければいけません。

イエスマンになるのも、ワンマンから離れるのも選択です。決して否定できません。それぞれの考え方があるからです。

また、ワンマンと上手に付き合うのも選択です。何が正しいのではなく、どのような選択をするかです。しかし、ワンマンに関係なく社会の中では権力は大きな力を持っています。

その権力に立ち向かい納得のできる選択をするためには、能力と自信を養う必要があります。確実に成長していく努力が、求められるのではないでしょうか。

 

 「仕事の悩み・不安」や「仕事のサポート」は、
下記のサイトからご相談を承ります。
お気軽にご連絡下さい。

仕事の悩み・不安・人間関係等ご相談をお伺いします 「心の声」を言葉にすれば、不安が消えない毎日が前に進む!

飲食店・小売店に特化したお仕事をサポート致します 課題や問題・起業準備・人材育成・戦略戦術等、ご相談を賜ります

コメント